このページは、平成２７年６月９日（火）に福井市で行われた、ふくい水産カレッジ開設での知事あいさつをまとめたものです。

　今日、「ふくい水産カレッジ」を開設することを大変うれしく思います。また、開設までご尽力をいただいた高橋会長様をはじめ、漁業関係者の皆様には深く敬意を表します。

　県では、３月に「ふくいの水産業基本計画」を作りました。水産生産量の増大や、浜での魚の値段、浜値の向上など４つのプロジェクトを重点戦略としています。
　なかでも漁業を担っていただく方を確保することは、最も重要な政策であり、今回の「ふくい水産カレッジ」はその中心となる施設です。

　いまほど高橋会長からもご挨拶がありましたが、カレッジでは福井県の漁業の特性に合わせて漁船漁業、養殖、海女さんの３つのコースを作っております。座学研修と漁業現場での実習によって、研修が終わった後は経営力を持った若手漁業者が育つことを期待しています。

　県も運営団体である協議会に参加し、カレッジが終わった直後の収入が不安定な期間に住宅や道具の購入に必要な資金をお貸しするなど、漁業者として生活できるよう努めることにしています。

　このカレッジはすぐに何十人も参加する訳にはいきませんが、何でもこういうことは一人や二人からということです。これからもどんどん人数が増えていきますよう、本県漁業の振興とカレッジ関係者、研修生のご活躍をお祈りして、あいさつといたします。ありがとうございます。