このページは、平成２７年９月７日（月）に福井市で行われた、「ふくい結婚応援企業」登録証交付式での知事あいさつをまとめたものです。

　一言ごあいさつ申し上げます。今日は縁結びの登録証交付式にお集まりいただきありがとうございます。

　現在、人口減少対策が我が国の大きな課題となっております。中でも少子化対策が重要で、本県においては、その第一歩となる結婚支援を福井県政策のひとつに位置づけております。

　福井県では全国に先駆けて、従来は行政があまり関与していなかった結婚問題を１０年来応援しています。「めいわくありがた縁結び」という名前で、「ありがた迷惑」の逆です。最初は多少迷惑かもしれませんが、将来ありがたいと思っていただける意味です。余計なお節介、いらぬお世話などと言われる中、迷惑かな、という考えをやめて助け合おうという意味です。結婚相談所や地域の縁結びなどによるお見合い支援のほか、ポジティブキャンペーンの実施など、出会いと結婚を応援してまいりました。

　今回「地域」ではなく、それに加えて多くの時間を過ごされ人生を作り上げていく大事な場所の職場、つまり第二の家庭である「職域」にもこうした観念を広げ、職場のつながりを活かした出会いを増やすために、従業員を応援する「ふくい結婚応援企業」を募集しました。

　早速５２の企業・団体からお申し込みをいただき、今日第1回目の登録証をお渡ししたところです。多くの方々にご賛同いただきありがとうございます。

　今後、皆様には婚活イベント参加のお声かけや、社内または今日ご出席の会社同士の縁結び活動を推進していただき、できるだけ多くの方が出会いと結婚に結び付くことを期待しております。

　福井県内の未婚者の８割以上が結婚したいと思っておられます。そうした皆様の期待に企業や職場の力をお貸しいただければ幸いです。

　皆様にご協力いただいて、職場の縁結びの輪をさらに広げ、力を合わせて「結婚応援日本一の福井」を目指したいと思います。そしてより一層幸せな県になることを心からお祈り申し上げまして、私のあいさつとさせていただきます。