歴史博物館特別展「再会 ふくいゆかりの名宝たち」開会式 知事あいさつ
このページは、平成27年10月24日(土)に福井市で行われた、歴史博物館特別展「再会 ふくいゆかりの名宝たち」開会式での知事あいさつをまとめたものです。 |
特別展「再会・ふくいゆかりの名宝たち-里帰り文化財展-」を開くに当たり、一言ごあいさつを申し上げます。 まず、開催に当たり、本日ご出席を賜りました林原美術館の谷一館長様をはじめ、お集まりの皆様、ご協力をいただいた関係の皆様に深く感謝を申し上げます。 今回の特別展は、様々な歴史的いきさつから県外各地に館蔵することになった、越前・若狭など本県ゆかりの貴重な歴史的資料・美術品がふるさと福井に“里帰り”するということで、一堂に集めて展示する最初の企画でございます。 展示品は、国宝1件、重要文化財6件を含む87の資料で構成しており、その中には県内はもちろん日本初公開のものもあり、第一級の文化財をまとまった形で一挙にご覧いただけることになります。 特に、越前松平家の伝統ある家系を象徴する「平家物語絵巻」や松平春嶽公の「甲冑」、また、若狭酒井家が当代屈指の道具持ち大名であったことを偲ばせる国宝「油滴天目茶碗(ゆてきてんもくぢゃわん)」や、さらには三国・敦賀の商人の豪商振りを物語る「南蛮人渡来図」など、作品そのものの魅力とともにそれぞれの歴史的な背景も紹介しております。併せてご注目を願いたいと思います。 福井県では、昨年、舞鶴若狭自動車道の全線開通、今年の北陸新幹線の金沢開業により、観光客数も大きく伸びております。さらに10月からは、北陸3県全体とJRグループによるデスティネーションキャンペーンも始まっております。本県の魅力を発信し、誘客拡大にも力を入れているところであります。この特別展により県内外から多くの人に訪れていただき、福井の歴史・文化をご堪能いただきたいと思います。 皆様には、今後とも福井県の文化振興のために、引き続きご尽力を賜りますよう、心からお願い申し上げ、皆様のお幸せを祈念申し上げまして、あいさつといたします。 |
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