このページは、平成２９年３月１９日（日）に福井市で行われた、幕末明治福井１５０年博プレイベントでの知事あいさつをまとめたものです。

　今日は、幕末明治福井１５０年博プレイベント「ニッポンの夜明けは福井から」にお越しいただきましてありがとうございます。
　また、今ほどは、栄冠幼稚園の園児の皆様が、福井県民歌や昔の童謡のパフォーマンスをしてくださいました。ありがとうございました。お礼を申し上げます。

　さて、来年の平成３０年は、明治に年号が改められて１５０年となる節目の年であります。幕末から明治にかけての福井県は、政治、産業、教育等のいろいろな分野で、新しい時代を拓いた多くの先人が活躍をされました。

　主な方々だけでも、福井には、松平春嶽公、由利公正、橋本左内。大野には、土井利忠公、内山良休・隆佐、鯖江には、間部詮勝公、関義臣。小浜には、梅田雲浜など、県内各地に活躍した先人たちがいます。互いにライバルであったり、あるいは協力したり、いろんな方がおられたようです。

　県では幕末明治１５０年を期に、こうした先人の功績や当時の人々の暮らし等を楽しく、わかりやすく紹介する「幕末明治福井１５０年博」を、来年、県内全域でやりたいと考えています。

　今日と明日の催しは、そのプレイベントとして開くものです。ステージイベントやマジックショー、食べ物のブースの出展など、すべて、皆さんに福井の幕末明治を体験してもらえるような企画です。

　普段あまり歴史に関心がないかもしれない方や子どもたちにもわかりやすい内容となっておりますのでぜひお楽しみください。そして、来年の１５０年博に向けて期待を高めてください。

　また来週からは、福井市が毎年恒例の「春まつり」を、例年より１週間早く開きます。こちらにも、福井幕末維新隊、パックン・マックンが由利公正、橋本左内役で登場いたします。幕末明治に関する企画がありますので、楽しみにしてください。

　最近、坂本龍馬が由利公正を福井から教師として登用しようという新しい手紙なども発見され全国的に関心を呼びました。また、角川書店の野性時代には、葉室麟さんが春嶽公の「天翔ける」という小説を３月から書き始められましたし、地元の福井新聞では、畠中 恵さんが「わが殿」というタイトルで内山良休などの小説を始めておりまして、関心が高まっております。

　皆様方にもどうか福井の幕末、そして、近くには恐竜の絵やモニュメントなど、いろんなものがありますので、お楽しみいただくことを心からお願い申し上げましてごあいさつにいたします。ありがとうございます。