このページは、平成２９年３月２６日（日）に敦賀市で行われた、アクアトム開館記念式典 での知事あいさつをまとめたものです。

  　アクアトム開館記念式典の開催に当り、一言ご挨拶申し上げます。

　午前中は快晴でしたが、午後から曇って寒くなりましたので、このように室内に変更して、市民の皆様にもアクアトムの開館を祝って頂くこととしております。

　さて、この施設は、既存施設の有効利用や市街地活性化等の観点から、県と敦賀市が活用方法の検討を重ね、この度、原子力人材や産業育成、そして子どもの遊びや学びの場という多様な機能を併せ持つ施設として、運用を開始することとなりました。

　敦賀市をはじめ、国や原子力機構、そして地元の皆様等、関係各位のご尽力と、ご理解・ご協力に深く感謝を申し上げます。

　ご存知のように、当施設は市の中心部に位置し、近傍の敦賀商工会議所を始め、市立博物館や気比神宮等の文化・観光スポットが徒歩で数分の範囲にあり、こうした立地条件を最大限に活かしながら、敦賀市の地域振興に貢献していくことになります。

　具体的には、２階に開設する「国際原子力人材育成センター」「産業支援センター嶺南サテライトオフィス」「国際交流嶺南センター」と、３階に日本原子力研究開発機構が開設する「プラント技術産学共同開発センター」が、電力事業者や原子力関係機関とともに事業を展開することで、原子力人材や産業育成の拠点としての機能を果たしていきます。

　また、市の「キッズパークつるが」とも連携し、子供たちが、アクアアトムを訪れる研究者等との交流を通して、一流の科学技術や海外の文化に触れる機会を設けるなど、相乗効果を発揮していきます。

　なお、昨日、敦賀南スマートインターチェンジが開通しましたが、今後も新幹線、敦賀港などの交通網が整備され、アクアトムの利用促進や、嶺南地域の産業・観光振興への追い風になると期待されます。

　アクアトムが多くの方々に利用されること、そして、ご列席の皆様の益々のご発展・健勝を願い、挨拶とさせていただきます。