全国競技かるた女流選手権大会 知事あいさつ

最終更新日 2017年6月18日ページID 035993

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 このページは、平成29年6月18日(日)にあわら市で行われた、全国競技かるた女流選手権大会での知事あいさつをまとめたものです。

 今日は、第49回の全国競技かるた女流選手権大会が盛大に開かれますことを、心からお祝い申し上げます。名人位あるいはクイーン位決定戦と並ぶ競技かるたの4大タイトルの一つであるこの大会を福井県で開催していただくことは誠に嬉しく、全国から参加される選手、役員の皆様を心から歓迎申し上げます。

 また、松川会長様をはじめ皆様方の様々なご厚意に対しましても厚くお礼を申し上げます。全国かるた協会の皆様には、全国各地で競技かるた大会を開き、ご支援をされるとともに、講習会・講演会の開催や日本の伝統文化として小倉百人一首の調査・研究を行うなど、かるたの普及・発展に努めておられますことに、深く敬意を表すものであります。

 伝統のあるこの大会に参加される選手の皆様には、日頃の練習の成果を十分に発揮されるとともに、交流を深めていただき、心に残る大会となることを期待をいたしております。
 また、皆様のたゆまぬ努力を通して磨き上げた一流の技や競技かるたにかけるひたむきな心は、観戦する方々に大きな夢と感動を与えるものと確信をいたしております。

写真1

 1月の名人位決定戦において、福井県の川崎名人と三好準名人による福井県同士の決勝戦の対決が実現するなど、福井県はかるた王国であります。
 県庁にも小学生が見学に来られますが、その時に子供達にそらんじている好きな百人一首を一首いってくださいと言うと、小学5、6年生の子供達であれば、大抵はいうことができるわけです。そして帰りに私の方からは、百人一首の順番に沿って和歌と作者名を書いたペーパーを皆さんに一枚渡すようにしているものであります。

 私もこの会場で畳にじっと眼を落していたところ、幼い頃、小学低学年くらいでありますが、正月に親戚のおばちゃんたちが、かるたを子どもたちの前に並べて、ひらがなの昔の文字を一字ずつたどっていたことなどを思い出しました。細かい難しい字が書かれた札と畳の目のことを非常に印象深く覚えています。

 さて、福井県では、北陸新幹線が5年後には金沢から敦賀まで開業いたします。また、この7月8日には恐竜が採れます勝山市、そして大野市まで、福井市から中部縦貫自動車道が全線開通をし、東西南北の窓口が開かれるということでありますので、こうした機会を逃すことなく、一層交通を便利にし、かるた王国福井に皆様がより来ていただけるようになるように努めてまいりたいと思います。

 4、5日前のことでありますが、私は家庭菜園をやっておりまして、その時ジャガイモの土寄せをしておりました。風のやや強い日でした。福井市のまん中に足羽山という小さな山があるのですが、耳を澄ませるとその方面から独特の強い勢いの鳥の声が聞こえました。何の鳥かと言うとそれは不如帰でした。お聞きになったこともあるかと思いますが、その声を聞き大変に幸せに感じたところであります。そこで日記に和歌を一つ書きつけました。
「ほととぎす鳴きつる方の足羽山 風強くして葉裏の白し」
という和歌を作りました。やや百人一首につきすぎの一首になってしまいますね。(笑)

写真2

 皆様方には、競技かるたの第一人者として、また女性の立場で一層かるたの発展のために、そして御自身の幸せをさらに磨き上げるために、御活躍をいただくことを心から御祈念申し上げまして、歓迎の御挨拶にいたします。おめでとうございます。

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