荒川区吉村昭記念文学館・県ふるさと文学館 協定締結式 知事あいさつ

最終更新日 2017年11月5日ページID 037010

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 このページは、平成29年11月5日(日)に東京で行われた、荒川区吉村昭記念文学館・県ふるさと文学館 協定締結式での知事あいさつをまとめたものです。

 ただいま、津村節子先生ご出席のもとに荒川区の西川区長と全国で初めての「おしどり文学館協定」を締結させていただきました。

 関係の皆様にご出席いただき、このように盛大に開けますこと、心からお礼と感謝を申し上げる次第でございます。

 津村先生には、お忙しい中、立会いにお越しいただき、おかげ様で記念すべき本日の協定締結に至りましたことを深く感謝申し上げます。先生ありがとうございます。

 皆さま十分ご存じかと思いますが、荒川区と福井県は、古くからゆかりが深こうございます。福井藩の幕末の志士でありました橋本左内、梅田雲浜両先生の墓所が小塚原回向院にあるわけでありまして、ちょうど来年は幕末明治150年にあたる記念すべき年であります。

 また、福井県若狭の小浜藩医であった杉田玄白先生は、日本で初めて西洋医学の道を開き、小塚原の処刑場で腑分けに立ち会われ、有名な『解体新書』を初めて関係者とともに翻訳した方です。

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 近年は、荒川区で開かれますイベントにおいて、福井の特産物の出店をしたり、伝統芸能を紹介するなど、数多くの交流の事業を行っております。そして、このたびは、津村節子と吉村昭、ご夫婦のそれぞれの出身地であることをご縁に、めでたくおしどり文学館協定の締結に至ったものであります。

 両先生はお若いとき文学を志され、互いに協力されてずっと歩まれてきた、こういうことを様々な小説やエッセイなどでお書きいただいているのでありまして、このことが今回こうした形で実を結んだということは大変私としても嬉しくございます。

 また、西川区長さんとは ずっと以前国会議員の頃からご指導いただいておりまして、名前もほとんど同じでありますので、弟のようでありまして、そういう意味でいろいろなご縁で今回のおしどり文学館協定のこと大変ありがたく思います。

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 今回の協定締結を機に、共同の展示や図書の相互の貸借り、その他さまざまな行事、そして何といっても区民と県民との互いの交流が大事でございます。今、大都市と地方の関係については、さまざまな意見があると思いますけれど、皆が力を合わせて協力することが大事であると思っております。

 そうした意味でも、今回のこの協定が荒川区、福井県そして日本の文学の発展にとって大いに意義あることとなりますよう心から念じあげまたお願いしまして、皆様に御礼のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございます。 

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