スペースキッズ結団式 知事あいさつ

最終更新日 2018年5月13日ページID 038652

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 このページは、平成30年5月13日(日)に福井市で行われた、スペースキッズ結団式 での知事あいさつをまとめたものです。


 今日はスペースキッズの結団式です。皆さんお元気にお集まりいただきましてありがとうございます。

 みなさんは宇宙に興味がお持ちだと思いますので、福井県と宇宙のことについて申し上げます。


 1つ目は、坂井市のエンゼルランドふくいには、宇宙から見た地球を映し出す大型スクリーンが展示されています。宇宙や科学の仕組みを学ぶことができます。それから、大野市には自然保護センターがあります。日本一きれいな星空を見ることができます。みなさんは星空を見ますか。今年は大雪で、みなさんの学校がお休みだったり、お父さんお母さん方も大変だったと思います。そろそろ夜空を見ると星がきれいな季節になり、金星が輝いていますね。今日は雨ですが、天気のいい日に一回見てほしいと思います。


 2つ目は、福井には宇宙に関する会社がたくさんありますので、人工衛星を載せたロケットを2年後に打上げようとしています。そして、その衛星から福井のいろんな地図とか農業の様子などを映し出して、モノを作ったりすることに役立てるような事業を進めているところです。


 3つ目は、世界的に優れた人も本県にゆかりがあります。宇宙飛行士の毛利衛さんは、「エンゼルランドふくい」の名誉館長をされています。また、ノーベル物理学賞を受賞した南部 陽一郎先生は福井県出身です。ノーベル物理学賞を取りましたが、福井の出身ですから、みなさんもいろんな研究をしてほしいと思います。


 日本で最初にノーベル賞をもらった人は誰か知っていますか。湯川さんですね。私は50年ほど前学生の頃、湯川さんの話を聞いたことがあります。でも残念ながらどんなお話だったか覚えていません。
 それから、ノーベル化学賞を取られた福井謙一先生のお話も聞きました。福井先生は、理論のことでノーベル化学賞を受けとられました。先生とお会いして、なぜノーベル化学賞を受けることができたのですか、と聞いたことがあります。福井先生はどう言ったと思いますか。福井先生はよく寝るときに枕元に鉛筆とノートを用意しておくそうです。そして、いろいろ思いついた考え、計算式や字を真っ暗闇で書いたそうです。みなさんは暗闇で字を書くことはありますか。今日家に帰って、夜寝るときに枕元に鉛筆と紙を用意して何か書いてください。二等辺三角形の二辺は等しいとか、実験をしてください。そして次の日に字を見ると、明るい時に書く字とは全然違う宇宙人みたいな字になっているはずです。でもちゃんと読めると思います。立派な功績を残した人たちは、みんないろんな工夫をしているのです。ですので、みなさんには様々な工夫をしながら、勉強をし、頑張ってほしいと思います。


 世界で初めての女性の宇宙飛行士を知っていますか。向井千秋さんですね。それでは世界で最初の宇宙飛行士は誰だろう。ロシア、昔はソ連といいましたが、テレシコワさんです。その人の話も日本に講演に来られた際に聞いたことがあります。「私はかもめ」って言った有名な人ですね。他にも宇宙飛行士のいろんな方とお会いしましたけれども、共通点があります。なんだと思いますか。勇気があるのかな、腕力があるかな、お勉強したかな。ではなくて、みんな「朗らか」なんです。陽気で、みんな愉快です。ですので、みなさんもこれからスポーツやお勉強をされるとき、いろいろやっていただくとき、愉快な子になってほしいと思います。


 ぜひ今後のスペースキッズで愉快な子になって、宇宙やいろんなことに興味を持ってほしいと思います。みなさん方がこれから世界や宇宙を目指す人にぜひなっていただくようにお願いしてご挨拶にいたします。頑張ってください。

 

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