国際特別講演会 知事あいさつ
最終更新日 2018年6月25日 | ページID 039022
このページは、平成30年6月25日(月)に永平寺町で行われた国際特別講演会での知事あいさつをまとめたものです。
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みなさんこんにちは。今日は佐々江賢一郎様をお迎えし、「アメリカの反グローバリズムと通商政策」をテーマとしてご講演いただくに当たりまして、一言あいさつ申し上げます。
今月12日、シンガポールにおいて、アメリカと北朝鮮による、史上初の米朝首脳会談が行われております。いま国際情勢は大きく変動しているところです。
本日ご講演いただく佐々江様は、平成17年から3年間アジア大洋州局長をお務めになり、日本人拉致問題等について北朝鮮と直接交渉に当たっておられます。また、外務省次官を歴任され、そして今年3月まで5年半にわたり駐米大使のお仕事をされるなど、国際情勢、また米朝両方にご精通の方であります。
歴史的会談が開催されたこの時期に、直接お話しを聞ける機会は、大変貴重であります。本日ご参加の皆さまには、身近に聞いていただいて、いろいろご質問があれば、お尋ね願いたいと思います。
さて、福井県は、幕末福井藩から松平春嶽公、橋本左内など、近代日本の幕開けにふさわしい多くの偉人を輩出しております。中でも、五箇条の御誓文の草案を起草した由利公正は、この福井の地で、坂本龍馬らと交友を深め、新しい国のあり方を論じています。
NHKの特集、BSの番組がございましたが橋本左内はすでに今から150年以上前にリベラリズムとかあるいはアメリカやロシアとどう交渉をしていくかすでに発言していたわけです。
今年は、その明治維新から百五十年を迎える大きな節目であり、福井県は北陸新幹線あるいは中部縦貫自動車道の整備などがさらに着実に進み、交流の新時代を迎えます。
外国との友好交流や、地域における多文化の共生に加え、グローバル化に対応できる人材が育っていただくことが重要です。本日は、是非とも、佐々江様のご講演を通して、いろいろな考え方を学んでほしいと思っています。
結びになりますが、本日はお忙しい中ご講演にお越しいただきました佐々江賢一郎様に改めてお礼申し上げまして、挨拶とさせていただきます。
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