座ぶとん集会(今庄特産柿振興会の皆様)

最終更新日 2017年9月14日ページID 036417

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意見交換風景 集合写真

<実施日>
平成29年9月1日(金)16:40~
<会 場>
ふれあい会館今庄サイクリングターミナル(南越前町今庄)
<参加者>
今庄特産柿振興会の皆様
<主な活動>
450年以上続く燻製による独特の技法で今庄つるし柿を生産。生産者の作業負担軽減や購買者の拡大に取り組む。
<参加された皆様から出された意見>
・昔は、今庄の全農家がつるし柿を作っており、地区全体で年間200~300万個ぐらいは生産していたようだ。今は年間10万個程度の生産量になった。
・生産量が減少した原因は、後継者を育てられなかったから。私たちが子どもの頃は柿のヘタ取りや皮むきを手伝わされたが、今はさせない。さらに、つるし柿の価格低下もあり、若い人たちは他の産業に就職するようになった。小中学生に手伝いをさせたり、小学校で行っている体験学習などにより、今庄つるし柿に関わる機会が増えるとよい。
・植樹して30年以上経過した柿の樹は、収穫量が減少してしまう。このため、剪定、着果管理、施肥、防除等の栽培管理を行ったところ、裏年でもかなり収穫できた。収穫量の変動も抑えられるのではないか。
・昨年、柿の皮むき機を導入した。手でむくと1時間100個程度なのに、機械だと300個はむける。機械の方が若干皮が厚くむけるようだ。皮を薄くむいた方が、天日干し後は綺麗に乾き仕上がりもよいが、市場の人からは、品質に差はないと言われている。
・今庄つるし柿の販売価格は、出荷量が少ない年は1個平均420円だが、出荷量が多かった一昨年は1個平均70円であった。100円以下では原価と変わらず、生産意欲にも影響する。岐阜県にはサイズも大きく、1個1,000円のもあると聞く。
・今庄つるし柿でも、例えば、大きいサイズのものは値段を高くし、小さいものや規格外のものはチョコレートなどの加工品にまわしていきたい。都市部での販売も拡大し、柿だけで生計が立てられるようにしたい。
・柿をつるす縄は、「ミチシバ」という草を手編みで作ったものである。近所の高齢者に作ってもらっており、その分、手間もお金もかかるが、縄を付けて箱詰めするとおしゃれかもしれない。
・今庄つるし柿については、GIへの登録を目指すべきだと思う。新たに生産を始める人の励みにもなる。登録には、独自性を示すことや、各農家が作るつるし柿の品質を一定にする必要があるほか、GIで決められた作り方をしていない商品は、今庄つるし柿として出荷できないなどの課題がある。
 ※GI…農林水産物・食品などの「地域ブランド」を守る制度(地理的表示保護制度)
・柿の皮むきコンテストを企画すればおもしろいと思う。地区外の参加者に今庄つるし柿のことを知ってもらう機会にもなるし、私たちの皮むき技術を披露できれば、今庄つるし柿の価値も上がる。
 

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