座ぶとん集会(日本語の輪を広げる会の皆様)

最終更新日 2019年3月19日ページID 040775

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意見交換風景 集合写真

 <実施日>
平成31年3月13日(水)16:20~
<会 場>
福井県国際交流会館(福井市宝永3丁目)
<参加者>
日本語の輪を広げる会の皆様
<主な活動>
県内の外国籍の方々を対象に、習得レベルに応じた講座の開催により日本語を指導。
<参加された皆様から出された意見> 
・昭和60年の設立以来、福井県国際交流会館を拠点に県内の外国籍の方々に日本語を教える活動をしている。グループレッスン形式の常設講座や少人数の個人授業などを実施している。
・受講者(外国人)は、職場や日常生活において常に日本語に触れており、学習意欲も高い。週1回90分間の受講の場合、1年半くらいで日本語での日常会話ができるようになる。
・日本語で日本語を指導している。使用するテキストは日本語表記だが、約20か国語でそれぞれ概訳してあるガイドブックがあり、併用して指導している。
・指導者は受講者の母国語を話せなくても教えることができるが、外国語の学習経験があると指導しやすい。近年、受講者にベトナムの技能実習生が増加しており、ベトナム語など言語の文法が日本語と大きく異なる場合、指導に苦慮することがある。
・受講者の習得レベルに応じて適切な指導をするのが大変難しい。また、最近の若者の流行言葉などを尋ねられ、意味が分からず困ったことがある。
・日本語が話せなかった受講者が話せるようになると、大変やりがいを感じる。教えることは人と人との交流であり、日本語検定に合格したと聞くとうれしい。
・会員の指導力にばらつきがある。月1回、会員同士の勉強会を開催し、指導の質の向上に努めている。経験が浅い会員でも一定のレベルで指導できるよう、勉強会の開催回数を増やしていきたい。
・当会に入会するためには、福井県国際交流協会主催の日本語ボランティア養成のための入門講座を受講しなければならない。本講座は数年前に一旦廃止され、現在は嶺北と嶺南で隔年開催となっている。出入国管理法の改正に伴い、今後、県内でも外国人が増加し、日本語学習のニーズが高まると考えている。日本語指導を行う人材の育成が必要であり、入門講座の拡充など、より一層の支援をお願いしたい。
・個人授業では国際交流会館の語学研修室を使用しているが、特に受講者が多い土日や平日夜間は教室が足りず、申込みを断らざるを得ないこともある。交流ラウンジも活用しているが、平日夜間は消灯されていたり、土日は他の利用者でいっぱいであったりと、指導には使いづらい。例えば、使用頻度の少ない大きな会議室に間仕切りを入れて使えるよう工夫してはどうか。国際交流会館に、個別授業に適した小規模な会議室をもう少し増やしてほしい。
・受講者から差別や賃金・労働環境問題など様々な相談を受けることがある。長野県では日本語指導だけではなく、受講者と地域住民をつなぐ役割を担う「日本語交流員」を設置しているようだ。
・外国人が日本語を学べる場が坂井市や越前市には少なく、勝山市や大野市にはない。外国人が日本語を学ぶ環境づくりを進めてほしい。
・本県をはじめ日本はインターネット環境の整備が遅れている。特に公共無線LAN(Wi-Fi)はスポットが少ない。最近は、レッスン時に辞書や翻訳などでスマートフォンを活用している。国際交流会館には無料のWi-Fiがあるものの、30分ごとに再接続が必要であるなど使いづらい。海外誘客の面でもWi-Fi環境整備が必要と思う。

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