第350回定例県議会知事提案理由説明要旨(2月補正)
平成19年2月20日
第350回定例県議会
平成18年度2月補正予算案
知事提案理由説明要旨
福 井 県
ただいま上程されました平成18年度補正予算案等の概要についてご説明申し上げます。
今回の補正予算案は、国庫補助事業等の最終確定に伴う補正および本年度に措置しなければならない経費についての最終の補正を行うものであります。
その結果、補正予算案の規模は、
一般会計 173億 53万円余の減額
特別会計 3億2,353万円余
企業会計 18億1,900万円
計 151億5,799万円余の減額
となり、本年度最終予算額は、
一般会計 4,787億8,193万円余
特別会計 207億4,350万円余
企業会計 349億2,306万円余
計 5,344億4,849万円余
となった次第であります。
補正予算案の主なものについてご説明申し上げます。
まず、昨年4月に施行された障害者自立支援法の円滑な運用を図るため、国が新たに創設した「障害者自立支援対策臨時特例交付金」を財源として、「障害者自立支援特別基金」を造成することといたしました。この基金をもとに、平成19年度と20年度の2か年間、障害者福祉施設のサービス料収入の減少に対する激変緩和措置等を実施してまいります。
また、児童虐待の相談・通告件数の増加等に伴い、総合福祉相談所、敦賀児童相談所および県内3か所の児童家庭支援センターに、安全確認を迅速に行う家庭訪問用の車両や保護児童等の安全を確保する警備設備等を整備することといたしました。
さらに、将来の公債費の償還に充てるため、事業の減額で生じた剰余金を県債管理基金に積み立てることといたしました。
このほか、平成18年度予算の公共事業等のうち用地交渉、移転補償等に日数を要したもの、あるいは工法の変更などやむを得ない理由により年度内執行が困難となったものについて、繰越明許の措置を講じたく提案いたしております。
次に、歳入予算につきましては、確実に収入が見込まれる県税、地方交付税等を計上するとともに、財政調整基金等の取崩しを減額することといたしました。
次に、第132号議案についてご説明申し上げます。
身体に障害のある方などに係る自動車取得税および自動車税の減免につきましては、これまで自動車登録日当日に減免申請を行う必要がありましたが、これを登録日から1か月間は減免申請できるよう県税条例を改正し、減免制度のより円滑な運用を図るものであります。
以上、予算案等の概略について申し上げましたが、その他の議案につきましては、それぞれ記載の理由に基づき提案いたした次第であります。
なにとぞ慎重にご審議のうえ、妥当なご決議を賜りますようお願い申し上げます。
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