新聞掲載記事情報(令和7年5月号)
新聞掲載記事(令和7年5月号)目次
タイトルをクリックすると全文記事に移ります。
○福井新聞「教えて!相談員さん」
・レスキュー商法 ~事前に修理依頼先 確認~ (令和7年5月20日掲載)
○朝日新聞「くらし110番」
・ボタン電池の誤飲 ~短時間で危険に すぐ診察を~ (令和7年5月2日掲載)
・PCのサポート詐欺 ~「連絡先」絶対電話しないで~ (令和7年5月16日掲載)
・暗号資産 ~事業者の登録の有無 確認を~ (令和7年5月30日掲載)
○日刊県民福井・中日新聞「暮らしワンポイント」
・レスキューサービス ~業者へ依頼 事前確認を~ (令和7年5月25日・26日掲載)
・レスキュー商法 ~事前に修理先 確認~
「自宅のトイレが詰まったので、インターネットで検索し『24時間対応。料金980円~』と書かれた業者に修理を依頼した。作業員が来て、高圧ポンプを使用したが、解消されなかった。『排水管を確認する。通貫作業が必要になるかもしれない』と言われ、承諾した。作業は10分程で終わったが、30万円の契約書を渡された。広告よりも高額で納得できない」との相談が寄せられました。
日常生活では、この他にも開錠、水漏れ、害虫駆除などさまざまなトラブルが発生します。慌てて検索して業者に連絡してしまいがちですが、表示された金額で修理できるとは限りません。万一のトラブルに備え、事前に自治体の指定業者や信頼できる工務店を確認しておきましょう。また依頼する前に作業内容、金額を確認しましょう。もし、作業終了後に高額な請求を受けたときは、その場では支払わないようにしましょう。
今回のご相談の場合は、販売方法の問題点を伝えて交渉したところ、請求が取り下げられました。クーリングオフができる場合もあります。早めにご相談ください。
(福井新聞「教えて!相談員さん」 令和7年5月20日掲載)
・ボタン電池の誤飲 ~短時間で危険に すぐ診察を~
「1歳の男の子が誤って体温計のボタン電池をのみ込んだ。受診し内視鏡手術で摘出した」「2歳の男の子がキッチンタイマーのふたを取って遊んでいるのを母親が発見。ボタン電池がなくなっていたため受診したところ、✕線で胃にボタン電池を確認し、摘出手術を行った」といった、子どものボタン電池の誤飲による事故が増えています。
ボタン電池には丸くて薄いコイン形リチウム電池や、ボタン形アルカリ電池などがあり、日常生活に欠かせない様々な商品に使われています。ボタン電池をのみ込んでしまって、消化管に接触した電池から電流が流れると、電気分解によって消化管の壁を短時間で損傷させることがあり大変危険です。
・ボタン電池は子どもの手の届くところに置かない
・ボタン電池が使われた商品は落下しやすいところに置かない
電池収納部やふたに破損がないかも確認し、子どもが誤飲した場合は直ちに医師の診察を受けましょう。
(朝日新聞 「くらし110番」令和7年5月2日掲載)
・PCのサポート詐欺 ~「連絡先」絶対電話しないで~
インターネットを利用中に、パソコンに偽の警告画面を表示させるサポート詐欺の相談が寄せられています。
一例を挙げると、次のような内容です。「突然、警告音が鳴り、『不正プログラムに感染した』と表示された。大手パソコンOS会社を名乗る電話番号が表示されたので電話をすると、外国人らしき人が出て『パソコンがウイルスに感染した。ウイルスの除去に3万円かかる。コンビニでギフト券を購入するように』と言われた」
「パソコンを確認するため」という理由で、遠隔操作ソフトをインストールするよう指示される場合もあります。また、ネットバンキングで送金を指示されるケースも確認されていますので、「警告画面に表示された連絡先」には、絶対に電話をしないでください。
独立行政法人・情報処理推進機構(IPA)の公式サイトを見ると、警告画面の消し方や遠隔操作ソフトのアンインストールの方法が確認できますので、参考にしましょう。
(朝日新聞 「くらし110番」令和7年5月16日掲載)
・暗号資産 ~事業者の登録の有無 確認を~
「SNSで知り合った人から暗号資産への投資を勧められた。国内の取引所で口座を開き、500万円を暗号資産に交換した後、海外サイトで別の暗号資産に交換した。画面上では暗号資産の価値が2倍になった。出金したいと伝えたが、税金の支払いが必要と言われ、約100万円を支払った。その後も様々な理由で出金できない。だまされたのだろうか」との相談がありました。
暗号資産とは、ネット上でやり取りできる通貨のような機能をもつ電子データです。日本円や米ドルのように国が価値を保証している法定通貨ではありません。そのため、暗号資産の価値が急落して損をする可能性があります。取引内容やリスクを十分理解しないまま契約するのは危険です。
今回の相談は、相手が国への届け出をしていない事業者で、詐欺の可能性があるため、弁護士に相談するよう案内しました。取引する前に必ず金融庁のウェブサイトで事業者の登録の有無を確認しましょう。登録のない事業者とは取引しないでください。
(朝日新聞 「くらし110番」令和7年5月30日掲載)
・レスキューサービス ~業者へ依頼 事前確認を~
「暮らしのレスキューサービス」に関するトラブルが増えています。次のような相談がありました。
「トイレが詰まり、インターネット広告を見て『24時間対応。980円~』とうたった業者に修理を依頼した。作業員が高圧ポンプで作業をしたが、詰まりは解消されなかった。『便器を外して配管を調べる。長年の汚れが蓄積しており、通貫作業が必要』と言われ、仕方がないと承諾した。10分ほどで作業が終わり、30万円の請求書を渡された。すぐに支払うように言われたが断った。広告よりも高額で納得できない。」という内容です。
トイレの詰まり以外にも、解錠、水漏れ、害虫駆除など、日常生活ではさまざまな不具合に直面します。慌ててネットで業者を調べてしまいますが、広告に記載された金額で修理できるとは限りません。
業者とのトラブルを防ぐためには、日ごろから自治体の指定業者や信頼できる工務店を確認しておきましょう。応急処置の方法も確認しておくと安心です。
業者に依頼するときは、事前に作業内容や金額を確認しましょう。作業後に高額な請求を受けたときは、納得できる金額で後日支払う意思を示しつつ、その場での支払いは断りましょう。料金を支払った後でもクーリング・オフできる場合があります。早めにセンターに相談しましょう。
(日刊県民福井・中日新聞「暮らしワンポイント」 令和7年5月25日・26日掲載)
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