新聞掲載記事情報(令和2年8月号)

最終更新日 2020年8月31日ページID 044980

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新聞掲載記事(令和2年8月号)目次
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 ○福井新聞「教えて!相談員さん」
 ・市販商品の調査~消費者向けに結果公表~      (令和2年8月5日掲載)
 ・子どもの誤飲事故に注意~手術や窒息の可能性も~     (令和2年8月12日掲載)
 ・除菌や消毒をうたった商品~目的に合わせ正しく選択~     (令和2年8月19日掲載)
・もらったバッグ表面ボロボロに~素材の特長考え保管を~       (令和2年8月26日掲載)
 ○朝日新聞(福井版)「くらし110番」
 ・オンラインゲーム~課金仕組み 親子で確認~      
(令和2年8月8日掲載)
 ○中日新聞(福井版)「暮らしワンポイント」
・訪問購入のトラブル~必要がなければ断って~    (令和2年8月25日掲載)

 

・市販商品の調査~消費者向けに結果公表~     

 県消費生活センターでは、市販商品の価格や表示、品質等を調査し、商品を選ぶ際の参考になるよう結果を公表しています。昨年度は、県内の消費者団体と共同でオリーブオイルとサバ缶について調べました。
 日常的に使う家庭が増えているオリーブオイル。その中で「エキストラバージンオリーブオイル」と表示されている9銘柄を調べたところ、単位量あたり8倍の価格差がありました。
 試飲テストをしたところ、単価の高い銘柄ほど辛味と苦味が強い傾向にあり、「すっきり」「まろやか」などと評価されました。オリーブの収穫後すぐに搾油していることで、辛味・苦味成分のポリフェノールが多く残っているためと考えられます。
 サバ缶は栄養価が高く、さまざまな料理にも使えることから近年ブームになっています。28銘柄を調べ、単位量で4倍の価格差があることが分かりました。
 単価の高い銘柄は栄養成分のうち表示されている「脂質量」が多く、「脂が乗ったサバ」を使っていることが分かりました。産地の違いによる単価の差は見られませんでした。
 詳しくはホームページに掲載しています。ぜひご覧ください。

(福井新聞「教えて!相談員さん」 令和2年8月5日掲載)

 

・子どもの誤飲事故に注意~手術や窒息の可能性も~     

 「電池交換のためにボタン電池を出しておいたら、いつの間にか子どもが口に入れ、飲んでしまった」「子どもが祖父母の家で遊んでいて、気づいた時には引き出しの解熱鎮痛薬を手に持ち、2錠飲んでいた」など、誤飲事故の情報が寄せられています。
 3歳ごろまでの子は何にでも興味を持ち、「手にしたものを口に入れて確認する」という特性があります。そのため、身の回りの物を誤って飲み込んでしまったという事故が絶えません。
 誤飲して非常に危険な物に、大きな電力量を持つボタン型リチウム電池や小さくても磁力の強いマグネットボールがあります。消化管に穴があいてしまい、開腹手術をすることになった重篤な事故も報告されています。
 医薬品やたばこも危険です。子どもは1歳前後になれば、薬のシートから錠剤を取り出すこともできるようになります。食べ物では、ピーナツが危険です。軽くて小さいので、子どもが笑うなど大きく息を吸っただけでのどに吸い込まれ、窒息してしまいます。
 危険な物は子どもの手の届くところに置かないようにし、万が一誤飲した可能性がある時は一刻も早く医師の診断を受けましょう。

(福井新聞「教えて!相談員さん」 令和2年8月12日掲載)

・除菌や消毒をうたった商品~目的に合わせ正しく選択~    

 「ネット通販で除菌スプレーを購入した。『コロナウイルス感染予防効果あり。国が定める食品添加物としても指定されており、食品の除菌清浄にも利用できるので安心』とあるが、本当か」という相談がありました。
 除菌、消毒用にさまざまな商品が売られています。相談の商品には、次亜塩素酸水が含まれていました。一定濃度以上で物の表面をひたひたにぬらせば有効ですが、使用後によくふき取ること、また、吸入しないよう注意が必要と相談者に伝えました。
 消毒や除菌に使う商品は、目的に合わせて正しく選ぶことが大切です。購入の際は、使用方法や有効成分、濃度、使用期限を確認しましょう。
 なお、手指の消毒には、手洗いが有効です。流水とせっけんで丁寧に洗えばウイルスを十分に除去できます。さらに消毒液を使う必要はありません。
 テーブルやドアノブなど身近な物の消毒には、塩素系漂白剤や、界面活性剤を含む台所用洗剤が有効です。
 空間のウイルス対策には、定期的な換気が重要です。健康を害する恐れがあるので、人がいる中で消毒液を噴霧することはおすすめできません。

(福井新聞「教えて!相談員さん」 令和2年8月19日掲載)

  

・もらったバッグ表面ボロボロに~素材の特長考え保管を~    

 「10年前にもらった有名ブランドの革のバッグを使い始めたら、表面のエナメルがボロボロと剥がれてきた。これまで大切に保管してきたのに、商品に問題があるのではないか」という相談がありました。
 相談のバッグは、表面をポリウレタンでエナメル加工された革製品でした。ポリウレタンはゴムのように伸縮性があり、軽量で耐摩耗性に優れていますが、熱や水分、紫外線に弱く、劣化が早いという特徴があります。耐用年数は製造から5年程度と短く、未使用でも硬化してボロボロ崩れることがあります。
 相談者には、ポリウレタンの特徴と経年劣化が原因と思われることを伝えました。
 ポリウレタンは、バッグのほかにも衣類や靴など広範囲に使われており、私たちの生活に欠かせない素材です。しかし、寿命が短いので、使用前に異常がないか点検しましょう。特に、靴底に使われている場合は、剥がれて危険はないか注意が必要です。使用後は、汚れや水分を取り、高温多湿を避け、風通しの良い場所で保管しましょう。特徴を理解して上手に使うことが大切です。

(福井新聞「教えて!相談員さん」 令和2年8月26日掲載) 
 

・オンラインゲーム~課金仕組み 親子で確認~   

 「クレジットカード会社から7万円の請求があり、小学生の息子が無断でオンラインゲームの課金アイテムを購入していたことが分かった。今後の引き落とし金額を確認したら、34万円にもなっていた。支払わなければいけないのか」との相談がありました。オンラインゲームの多くは無料で始められますが、ゲームを続けるための課金や有料アイテムの購入を求められるのが一般的であり、いつの間にか高額な利用料になってしまうことがあります。
 未成年者が親の承諾を得ずに行った契約は取り消せるとされています。が、子どもが親のクレジットカード番号を入力していた場合、カード名義人の管理責任が問われ、取り消しできないことがあります。
 今回の場合はゲームの課金事業者が返金を認め、クレジットカード会社から請求を取り下げてもらうことができました。親子で課金の仕組みなどを確認し、利用ルールについて話し合いましょう。クレジットカードの管理には注意し、子どもにカードの仕組みを理解させることも大切です。

(朝日新聞(福井版)「くらし110番」 令和2年8月8日掲載) 

 

・宅配業者からの不審なSMS~詐欺の可能性 無視して~   

 「スマホに宅配業者名で『お荷物をお届けしましたが不在のため持ち帰りました。下記よりご確認ください』というURL付きのショートメッセージ(SMS)が届いた。宅配業者が配達に来たのなら不在票がポストに入っているはずだが、入っていない。どうしたらよいか」という相談がありました。
 これは、宅配業者を装った偽のメールなので注意してください。このようなURLにアクセスすると、スマホを悪用するアプリがダウンロードされたり、個人情報をだまし取る偽のサイトに誘導されたりします。偽サイトでスマホのIDやパスワード、認証コードを入力してしまうと、キャリア決済(電話料金と商品代金の合算払い)の不正使用などの被害につながります。
 ご自身で会員登録をしていない宅配業者からSMSが届くことはありません。利用者をだまそうとする偽のSMSやメールが多く出回っています。不審なものは無視しましょう。
 心配な時は、宅配業者の窓口に問い合わせるか、消費生活センターまでご相談ください。

(中日新聞(福井版)「暮らしワンポイント」 令和2年8月25日掲載

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