新聞掲載記事情報(令和3年5月号)

最終更新日 2021年6月1日ページID 046944

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新聞掲載記事(令和3年5月号)目次
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 ○福井新聞「教えて!相談員さん」
 
・格安スマホのトラブル~利用に合った選択を~       (令和3年5月5日掲載)
 
・今、必要な消費行動~地域や環境への影響 考えて~       (令和3年5月12日掲載)
 
・スマホに料金請求メール~身に覚えない場合は無視~       (令和3年5月19日掲載)
 
・占いサイトのトラブル~言葉うのみにせず冷静に~      (令和3年5月26日掲載)
  ○朝日新聞(福井版)「くらし110番」
 ・インターネット光回線~契約内容 十分確認して~           (令和3年5月14日掲載)
 ・「5億円当選」偽メール~手数料を繰り返し詐取~          (令和3年5月28日掲載)

 

・格安スマホのトラブル~利用に合った選択を~         

 「スマホでビンゴゲームに参加したら、『10億円当選』のメールが届いた。当選金を受け取るのに登録料1000円が必要だったので、クレジットカードで払った。その後、送金料や手数料として1万円、3万円、20万円と次々請求され、合計80万円をカード決済したが、当選金が届かない」という相談がありました。
 これは、当選金を受け取るための手続きとみせかけて、お金をだまし取る悪質な手口です。最初の請求は少額でも、支払い続けると多額の損失につながります。
 今回は、相談者に支払い停止の抗弁書と経緯書を作成してクレジットカード会社に送付してもらい、1カ月以上交渉して、ようやく全額返金してもらうことができました。

(福井新聞「教えて!相談員さん」 令和3年5月5日掲載) 

・今、必要な消費行動~地域や環境への影響 考えて~        

 5月は「消費者月間」です。消費者保護基本法の施行20周年を機に昭和63(1988)年から始まりました。例年、各地で消費者問題に関するさまざまな啓発活動が実施されています。
 従来の消費者問題は、商品を適切に選ぶ判断力や被害に遭わないための必要な知識を身に付けること、また、被害に遭った場合にどう対応したらよいかということが大きなテーマでした。
 近年では、一人一人が自分のことだけでなく他の人のことも考えた消費行動を心がけ、地域や環境、未来への影響に配慮した持続可能な社会を作ろうという考え方が広まってきています。
 また、新型コロナウイルス感染症が拡大してからは、空いている時間帯に短時間で済ませる買い物や、キャッシュレス決済の利用、デリバリーやテークアウトの活用などの「新しい生活様式」の実践が求められるようになりました。
 コロナ禍の中、インターネット通販によるトラブルや社会不安に付け込んだ偽のメールなどによる消費者被害も増えています。本人の自助努力だけではなく、身近な人同士が声を掛け合い、トラブルを防ぐことも消費者としての大切な行動です  。

(福井新聞「教えて!相談員さん」 令和3年5月12日掲載)

・スマホに料金請求メール~身に覚えない場合は無視~      

 「スマホに『ご利用料金の確認がとれておりません。ご連絡ください』というショートメッセージ(SMS)が届いた。大手通信会社からだったので、記載の連絡先に電話したら、『昨年、アダルトサイトに登録されており、料金が未納になっている。30万円支払ってほしい。支払わないと法的手続きに移行する』と言われた。覚えがない。どうしたらよいか」との相談がありました。
 これは事業者を装った架空請求の手口です。連絡してきた人に根拠のないお金を請求します。大手通信会社などの実在する事業者をかたってSMSやメールを送信してくるため注意が必要です。
 利用していない料金を支払う必要はありません。身に覚えがない場合は連絡しないようにしましょう。この相談者は相手に電話をして番号を知られたので、請求の電話がかかってくる可能性があります。もし電話があっても応対せず、無視するよう助言しました 。

(福井新聞「教えて!相談員さん」 令和3年5月19日掲載)  

・占いサイトのトラブル~言葉うのみにせず冷静に~        

 「無料の占いサイトに登録したら、占い師から『宝くじに当選する方法を教える』と言われた。氏名や生年月日などを伝えると、『金運がよくない』と言われ、不安になった。鑑定料などを次々請求され、気がつくと合計三十万円もクレジットカードで決済していた。宝くじの当選方法は教えてもらえず、迷惑メールがたくさん届くようになった。返金してほしい」との相談がありました。
 占いサイトに関するトラブルが増えています。無料のため気軽に登録した後、不安をあおられるなどして有料のやりとりに誘導され、高額な料金を請求されるケースが見られます。
 利用規約に基づく利用料金の返金は、決して簡単ではありません。今回は、相談者に経緯書を作成してクレジットカード会社とサイト業者に送付してもらい、不安をあおるなど悪質なやりとりがあったことを示して交渉した結果、返金に応じてもらえました。
 ネットでは、多数に向けて同じメッセージが送信されていることも少なくありません。占い師の言葉をうのみにせず、冷静になりましょう。安易に個人情報を教えることもトラブルの原因になります 。

(福井新聞「教えて!相談員さん」 令和3年5月26日掲載)

インターネット光回線~契約内容 十分確認して~         

 「『インターネットを光回線にしてプロバイダーを変更すれば料金が安くなる』と勧誘され、契約した。初回月は安かったが、その後は今までより高くなり、確認すると『無料だったオプションが有料になったため』と言われた。解約を申し出ると違約金を請求されたが、オプションも違約金も説明がなかった」との相談がありました。
 2015年2月以降、NTTが始めた光回線の卸売りにより新規事業者の参入が増え、光回線サービスの勧誘トラブルが目立つようになりました。「安くなると聞いたのに高くなった」「説明のないオプションや違約金を請求された」などの相談が多いです。
 光回線など一定の電気通信サービスはクーリングオフ同様の制度があり、契約書の受け取りから8日間は違約金なしに契約解除できます(工事費や手数料の支払いは必要)。トラブルを避けるには、勧誘時にすぐ返事をせず、契約内容の十分な確認が大切です。今回は事業者の説明不足が原因なので、違約金を取り下げてもらいました 。

(朝日新聞(福井版)「くらし110番」  令和3年5月14日掲載)

 ・「5億円当選」偽メール~手数料を繰り返し詐取~      

 「スマホに『5億円が当選した』とのメールが何度も届き、信用して受け取りに同意した。当選金の振り込みを受ける銀行の口座番号を入力し、手続きに必要という2千円の電子マネーも購入して番号を伝えた。その後も何度も手数料を請求され、合計40万円を電子マネーで支払ったが、当選金を受け取れない」との相談がありました。
 これは当選金を受け取るための手続きと思わせて、個人情報やお金をだまし取る悪質な手口です。最初の請求金額は少額ですが、支払いを続けるうちに多額の損失につながります。
 何もせずに大金が当選することはありません。心当たりのないメールが届いても一切無視してください。信じ込んで支払いを繰り返すケースがあるので、周りの人も注意してください。
 いったん支払ったお金を取り戻すことは困難です。今回は、電子マネー会社に経緯書と購入した電子マネーの情報を提出して交渉し、何とか返金に応じてもらうことができました。銀行の口座番号も変更しました  。

(朝日新聞(福井版)「くらし110番」 令和3年5月28日掲載)

 

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