開催日　：　平成27年11月23日（月）

会　場　：　福井市

概　 要　： 
　平成１７年３月に策定された「エネルギー研究開発拠点化計画」を推進するため、産業界、電力事業者、大学、研究機関、国、県および地元自治体のトップが参加する「エネルギー研究開発拠点化推進会議」を開催しました。
　西川知事は挨拶で、平成２８年度の推進方針の概要として『嶺南地域における新産業の創出』を図るため、廃炉業務への県内企業の参入やレーザー技術の実用化を促進することや、『強固な安全対策の具体化』を進めるため、原子力人材の育成や原子力緊急事態への対応などの事業を行っていく、と発言しました。
　会議では、各委員から今後の具体的な活動内容について説明があり、研究用原子炉の老朽化や停止などにより学生の教育の場が失われ、原子力人材の育成確保が危機的な状況にあることについて、懸念が示されました。
　最後に西川知事は、「原子力政策については政府の国民へのメッセージや決意が必要である。人材育成に関する国際的な連携体制の強化や若狭湾エネルギー研究センターの研究等の充実には、事業者・大学・研究機関などの協力が不可欠」と会議を締めくくりました。