福井県遺族連合会と鯖江市が、鯖江市水落町（嶺北忠霊場内）に建設していた「福井県平和祈念館、鯖江市水落児童館」が完成し、開館記念式典が開催されました。
　この平和祈念館は、「終戦から６０余年の歳月が過ぎ戦争の記憶が薄れていく中、戦争の悲惨さと平和の尊さを語り継ぎたい」という福井県遺族連合会の強い願いから、鯖江市水落児童館との合築で、宝くじ助成金を活用して整備されました。
　式典には関係者約１００名が出席し、福井県遺族連合会会長と鯖江市長、知事によるテープカットの後、平和の象徴である白ハトと園児が持つ風船が大空に飛ばされました。
　知事は式典の中で「今日の平和で豊かな生活は、戦争によって心ならずも命を落とされた方々の尊い犠牲の上に築かれているものです。この平和な社会を守っていくことは、今の子供達の幸せに繋がるものです。この平和祈念館を平和を願う心のシンボルとして、活発に活用していただきたい」と祝辞を述べました。