第４３回献血運動推進全国大会（主催／厚生労働省・福井県・日本赤十字社）が、日本赤十字社名誉副総裁皇太子殿下の御臨席のもと開催されました。
　第一部式典であいさつに立った西川知事は、「少子・高齢化の進展により、献血を支える若年層が減少することなどにより、安全で安定的な血液製剤の確保が、今後ますます重要となっています。」と、献血運動の発展に期待を寄せました。
　功労者の表彰では、皇太子殿下から昭和天皇記念献血推進賞が全日産販売労働組合に授与されたのをはじめ、県内において献血事業の推進に貢献されるなど、顕著な功績のあった団体を知事が表彰しました。
　皇太子殿下からは、「国民の健康と命を守る上で大きな役割を担う献血運動は、人と人との支え合い、助け合いという多くの人道的行為につながる心をはぐくむもの。このような意義のある献血運動の輪が、この福井大会を契機に、ますます広がり、多くの国民の皆さんの献血への理解と協力が一層深められていくことを希望いたします。」とのおことばを賜りました。
　また、献血に積極的に協力いただいている方と輸血を受けられた方から、体験を発表していただくとともに、福井県学生献血推進連盟会長から、献血を担う若者の立場で献血推進の決意を表明する「誓いのことば」を発表していただきました。
　第二部アトラクションでは、越前万歳保存会、男声合唱団ゴールデンエイジふくい、県立武生東高等学校吹奏楽部の皆様に御出演いただき、県内外の参加者に本県の「文化」と「芸術」をアピールすることができました。