福井市森田地区(九頭竜川緑地多目的広場)を主会場として、福井市民や防災関係機関約２,８００人が参加し、福井県総合防災訓練を実施しました。
　震度７の地震を想定し、地震情報伝達訓練や、県庁での災害対策本部設置・運営訓練、図上訓練を実施したほか、地区住民約１，３００人が参加した住民避難訓練では、高齢者など避難時に援護を必要とする人に配慮し、介護老人福祉施設による災害時要援護者受け入れ対応訓練を初めて実施しました。
　また、災害時において救助可能な疾病者を確実に救い、多数の疾病者の治療を行うため、疾病の緊急性や重症度に応じ治療の優先順位を決定するトリアージ訓練を、今回は消防、ＤＭＡＴ(災害派遣医療チーム)等医療機関、自主防災組織が連携して実施したほか、警察と陸上自衛隊等の連携による土砂災害等救出・救助訓練、さらに、県および福井・坂井地区４市町で実施した災害情報インターネットシステムを活用した情報集約訓練など、機関相互の連携に重点を置いた訓練を行いました。
　知事は講評で「自衛隊、警察、消防、日本赤十字社など多くの防災関係機関や自主防災組織、ボランティア団体の緊密な連携のとれた訓練が展開され、大変心強く、頼もしく感じました」と述べました。