明治時代に日本美術界の指導者として活躍した岡倉天心にゆかりのある福井、茨城、新潟の３県の顕彰会が主催する「第１２回天心サミットin福井」が、１０月２８日（日）、あわら市で開催されました。３県から約３０名の会員が参加し、天心の偉業を顕彰する活動を報告しました。
　西川知事は、「『茶の本』出版１００周年記念事業を終えて」と題して記念講演を行い、天心が出版した「茶の本」の初版本を福井県が入手した経緯や、「茶の本」の中で特に印象に残った天心の茶の人生哲学などを紹介し、「福井県ゆかりの先人である天心先生の偉業を子供たちに伝え、自信と誇りを持たせてほしい」と顕彰会の活動に期待を寄せました。
　サミットは、天心の両親の出身地である福井県、天心が亡くなった新潟県妙高市、天心が活動の拠点とした茨城県北茨城市の各顕彰会が毎年持ち回りで開催しています。