地方自治法施行６０周年記念式典が、１１月６日（火）、福井市のアオッサで開催され、県や各市町の首長、議員、自治会関係者約４００人が出席しました。
　西川知事は、「この６０年の間に、地方自治制度は個性ある地域づくりや住民福祉の向上に大きく寄与してきました。本格的な地方分権を進める中、県と市町がこれまで以上に連携を強化して、魅力ある地域づくりに取り組んでいくとともに、地方のことは地方で決め、自らの財源で実行する自主・自立の福井県政府の樹立と真の豊かさを実感できる県を目指して努力していきます」とあいさつしました。
　式典では、地方自治の振興に貢献された１１５人の方々の表彰が行われた後、県と市町でつくる県自治体代表者会議により、地方分権にふさわしい偏在性の少ない税体系の構築やふるさと納税の実現などを訴える「格差是正による地方活性化に関する決議」が採択されました。
　この後、中央大学法学部の工藤裕子教授が「地方分権のこれから」と題し、日本と面積や地勢が似ているイタリアを例に、日本が進めるべき地方分権のあり方について記念講演を行いました。