李完九（イ・ワング）韓国忠清南道知事を長とする韓国西海岸での油流出事故にかかる特別調査団が、本県におけるロシアタンカー油流出事故への対応について調査するために来県し、西川知事を表敬訪問しました。
　西川知事は、昨年１２月に発生した韓国西海岸での原油流出事故にお見舞いを述べ、「１１年前のロシア船籍ナホトカ号の原油流出事故で本県も被害を受けましたが、現在では元の美しい海岸を取り戻しています。漁業被害の復旧や観光風評被害の払拭などの対応に加え、復旧にあたり大きな役割を果たしてくださった県内外のボランティアの方々についてなど、本県の事例が貴道の取組みの参考になれば幸いです」とあいさつしました。
　これに対し、李完九道知事は、「こちらに伺う前に、ＤＶＤでロシアタンカー原油流出事故の福井県の対応を事前に勉強してきました。本日は、さらに詳しい話を伺い、また、現地の視察もして、生態環境の復旧や漁業被害・観光風評被害の対応の参考としたいです」と述べられました。