概　 要　：
　４月３０日（木）、福井市の名誉市民で昨年ノーベル物理学賞を受賞された南部陽一郎博士が一時帰国されたのに合わせ、西川知事が大阪大学に南部博士を訪ね懇談しました。

　西川知事がノーベル賞受賞の偉業に対し、県民を代表してあらためてお祝いを述べると、南部博士は「県民の皆さんからのお気持ちを光栄に思います」と県民へのメッセージを伝えられました。

　懇談の中で、南部博士は、旧制福井中学に通っていた頃（昭和８年頃）の福井市を描いた鳥瞰図を見ながら、九頭竜川での鮎釣りや水泳訓練、足羽山で遊んだことなど、福井で過ごした少年時代の思い出を懐かしそうに話しておられました。

　西川知事が、南部博士のご功績を顕彰するため、整備中の福井子ども歴史文化館に特集コーナーを設置することや「南部陽一郎記念ふくいサイエンス賞」を創設することを説明すると、南部博士は「たいへんありがたい」と答えておられました。