概　 要　：
　６月７日（日）、天皇皇后両陛下をお迎えし、第６０回全国植樹祭が福井県で開催されました。全国植樹祭は、森林や緑に対する国民の理解を深めるための中心的な全国行事で、福井県での開催は昭和３７年以来４７年ぶり２回目となります。大会には、国土緑化推進機構会長を務める衆議院議長、農林水産大臣、文部科学大臣をはじめ、県内外から約２３，０００名が参加しました。

　今回の大会テーマは「未来へつなごう　元気な森　元気なふるさと」。福井市の一乗谷朝倉氏遺跡で行われた記念式典で、西川知事は「天皇陛下ご即位２０年、両陛下ご成婚５０年の記念すべき年に両陛下にご来県を賜りましたことはこの上ない喜びであります。第６０回という節目の福井大会を契機として、こうした緑化運動の輪が県内のみならず、全国に継続して広がっていくことを強く願っています」とあいさつしました。この後、天皇皇后両陛下のお手植え・お手播きなどの植樹行事や記念アトラクション「未来への一筆啓上」などが行われ、最後に西川知事が来年の開催地である神奈川県の松沢知事に祭典シンボルを手渡しました。

　式典会場のほか、県内４箇所（坂井市、大野市、越前町、若狭町）の地域会場においても、植樹や地域の特色を活かした体験型イベントなどが繰り広げられ、参加者は、ふるさとの自然・森林とのふれあいを通して、緑の大切さへの理解を深めました。

　県では、このイベントを一過性のイベントとして終わらせず、その開催理念を将来に向けて県民が共有・実現し、次の世代につなげていくためにも、森林・自然を知り、元気な森をつくり、元気なふるさとをつくる県民運動を永続的に推進していきたいと考えています。