第39回福井県老人クラブ大会 知事祝辞

最終更新日 2012年10月29日ページID 019024

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 このページは、平成24年10月25日(木)にハートピア春江で行われた、第39回福井県老人クラブ大会での知事祝辞をまとめたものです。

 本日、第39回福井県老人クラブ大会が多くの皆様のご参加を得て、ここ坂井市におきまして盛大に開催されますことを、心からお祝い申し上げます。

 坂野会長、優良老人クラブの方々をはじめご出席の皆様方におかれましては、日ごろから本県の高齢者福祉行政の推進につきまして、格別のご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。【写真】知事祝辞

 また、今ほど知事感謝状の表彰を受けられた皆様には、長年にわたり老人クラブの発展にご尽力されましたことに、改めて敬意を表しますとともに、心からお祝い申し上げます。

 さて、本県における65歳以上の皆さんの人口数を例にとりますと、本年7月現在で約20万3千人、県民の約4人に1人の割合となっており、高齢化は全国平均より3年程度、先行しています。

 一方で74歳までの介護を必要としない高齢者の割合が、96.6%と全国2位の高さにあるなど、元気に過ごされている方が多くトップクラスの健康長寿県です。これは、日ごろから皆様が精力的に老人クラブ活動に取り組んでおられる成果であるものと思います。

 県では、元気な高齢者をさらに増やしていくとともに、高齢者の方が健康で生きがいを持って、住み慣れた地域で自分らしく暮らすことができる社会を目指して、本年3月に、第5期の介護保険事業支援計画を策定しました。特に坂井地区は東京大学との連携により在宅医療の先進的なプロジェクトを進めています。

 支援計画では、元気な高齢者の方には社会を支える層として、意欲、経験、体力に応じて、ボランティアや地域交流サロンなどの活動の場や仲間づくりの場を充実していくこととしています。

 また、高齢者の方々が地域で安心して暮らせるよう、地域に残る絆やつながりの力を活かして、支援を必要とする高齢者等を地域で見守るしくみづくりを進めています。

 こうしたことから、地域の高齢者で組織し、生きがいづくりや健康づくりだけでなく、「友愛活動」や「奉仕活動」、「子どもの見守り活動」といった地域を支える活動を活発にされている老人クラブは、今後ますます重要になっています。【写真】知事表彰

 今朝この会場にまいります途中ラジオを聴いていました。ちょうど徒然草の話が流れていました。吉田兼好は豊かな生活とは、ぜいたくではない食と衣と住、そして薬の4つをあげています。すべて必要なものであり、また必要なものに限ることに気をつけることを述べたものです。できるだけ元気に活動し、薬なども要らないものはもらわないようにすることが、子供たちの負担を少なくすることにつながることを忘れてはならないでしょう。

 6年後に2回目の国体があります。1スポーツ、1貢献、1福井自慢にご参加ください。

 老人クラブの会員の皆様におかれましては、今後とも老人クラブの各種活動に積極的に取り組んでいただき、長寿を喜び合える地域づくり、明るく活力ある「健康長寿の福井」の実現にご尽力くださいますようお願い申し上げます。

 終わりに、福井県老人クラブ連合会の今後ますますのご発展と、会員の皆様のより一層のご健勝とご活躍を心から祈念し、お祝いのことばといたします。

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