文字の大きさを変更する機能、および背景色を変更する機能等は、JavaScriptが無効なため使用できません。 JavaScriptを有効にしていただけると利用することができます。
配色
文字サイズ
表示
サイト内検索
ホーム > 知事あいさつ > 「津村節子 越前焼を語る会」開会式 知事あいさつ
最終更新日 2012年11月20日 | ページID 022037
このページは、平成24年11月18日(日)に越前陶芸村文化交流会館で行われた、「津村節子 越前焼を語る会」開会式での知事あいさつをまとめたものです。
津村節子先生と越前焼を語る会の開会にあたり、一言ごあいさつ申し上げます。 福井県は今年度から、越前陶芸村全体を活性化する「越前焼復興プロジェクト」を進めております。これと関連しまして、越前町においても、このたび越前焼の北野七左衛門氏の生誕100年を記念し、津村節子先生と越前焼を語る会が開催されることを心からお祝い申し上げます。 また、津村先生には、越前焼を題材にした小説「炎の舞い」の直筆原稿を含む数々の貴重な資料を県にご寄贈いただけることになり、お礼を申し上げます。これらの資料は、平成26年度に県立図書館に開設する「福井ふるさと文学館」に展示し、活用させていただきます。 さて、越前焼は、平安末期から約9百年の長い歴史があり、作家の司馬遼太郎さんが「街道を行く」の中で、“ねじたて”という壺や甕づくりの古い技法が、今なお越前焼で継承されていることは「奇跡」であると絶賛しております。 このように越前焼は、本県にとってかけがえのない貴重な財産であり、後世に引き継いでいくことが必要です。 このため、越前焼復興プロジェクトにおいて、将来、産地を担う若手陶芸家の育成や、また、売れる越前焼の開発やその販売を支援するなど、越前焼産地が活性化するための様々な施策を県として越前町などと協力しながら展開しております。 また、プロジェクトの柱の一つとして、越前焼研究の第一人者の故水野九右衛門氏の熊谷集落の旧宅を陶芸村へ移築し、水野先生が収集された貴重な古越前等の資料を展示し、六古窯である越前焼を全国に向けて強くアピールし、産地のブランド力の向上と陶芸村の誘客につなげてまいりたいと思います。 今回、津村先生をお迎えして、越前焼について語っていただくことは、越前焼復興プロジェクトを進める本県にとって大きな追い風となるものであり、越前焼の魅力を県内外に強く発信し、越前焼の知名度向上につなげていただきたいと考えております。 今回は地元の中学生の諸君も多数参加しておられます。いまほど、津村先生と少しばかりお話しすることができました。小説家になるには、学校の勉強だけで十分とは言えないようです。小説のことについても、先生からいろいろと参考となるお話を聞けると思います。 最後に、津村先生におかれましては、今後とも、ますますご活躍され、素晴らしい作品を生み出し続けていただくことをご期待するとともに、越前焼産地の発展とこの場にいらっしゃる皆様のますますのご健勝とご活躍を祈念申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。
より詳しくご感想をいただける場合は、までメールでお送りください。
| |
(地図・アクセス) 受付時間 月曜日から金曜日 8時30分から17時15分(土曜・日曜・祝日・年末年始を除く)