このページは、平成２４年１２月２１日（金）に若狭中核工業団地で行われた、ＡＧＣ若狭化学株式会社上中工場新築工事竣工記念式典での知事祝辞をまとめたものです。

　この度、ＡＧＣ若狭化学株式会社の上中工場新築工事が無事完了し、本日、竣工式を迎えられましたことを、心からお祝い申し上げます。

　本年２月の着工以来、この日を迎えられたことは、ＡＧＣ若狭化学株式会社 福田社長様をはじめ役員および社員の皆様、並びに工事関係者の方々の努力の賜物であると深く敬意を表します。

　御社におかれましては、平成１０年に小浜市で操業を開始されて以来、１０年以上にわたり医薬品や農薬品等の中間素材の生産および開発を中心に発展してこられました。

　この上中工場は、ＡＧＣ旭硝子グループにおける医農薬中間体等の国内４番目の製造拠点となり、生産能力は国内最大規模（今回の投資額 約４０億円、４拠点での2015年の売上高目標 １５０億円）になると聞いております。

　今後、若狭テクノバレーにおける中核企業として嶺南地域の雇用創出や産業振興に寄与することはもちろんのこと、県全体の活性化に大いに貢献していただけるものと期待しております。

　また、若狭の人材は、学力・体力日本一の福井県でもあり、勤勉で優秀な社員として頑張ってくれるはずです。

　福井県としても、本県産業の持続的発展に向け昨年策定した「福井経済新戦略の行動計画」に基づき、経済環境の変化や円高への対応も加えた、「ふるさと産業の元気再生」と「新たな成長産業の展開」を基本戦略に掲げ、着実かつ積極的に進めているところです。

　また、舞鶴若狭自動車道の開通や敦賀港の利便性の向上など嶺南の特性を活かした企業誘致、新産業の創出に努めていきます。

　最後に、ＡＧＣ若狭化学株式会社が地域を代表する企業として今後ますます発展されることを心からお祈り申し上げ、お祝いの言葉といたします。