知事あいさつ

最終更新日 2010年2月4日ページID 000531

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 このページは、平成19年4月9日(月)に行われた職員に対する知事のあいさつをまとめたものです。
 (知事あいさつの模様(映像)は、福井県インターネット放送局(F-iネット)でご覧いただくことができます。)

 皆さん、おはようございます。

 昨日の知事選挙におきまして、多くの県民の皆さんから力強いご支持をたまわり、引き続き県政を推進する重責を担わせていただくことになりました。
 決意を新たにして、2期目の県政にのぞんでまいりたいと思います。

 今回の知事選挙で大きなご支持をいただくことができたのは、「福井新元気宣言」に掲げた政策へのご支持はもとより、知事1期目の県政において、雇用、福祉、治安など、多くの分野において全国的に誇れる成果をあげることができたことに対する有権者、県民の皆さんからの大きな評価がベースにあったのではないかと受け止めています。 

 さて、現在の日本では経済・雇用の面においては地域間の格差が、福祉の面においては少子化社会が進むなど深刻な課題が浮き彫りとなっていますが、本県は全国一低い失業率、また全国で唯一出生率が上昇した県、さらには犯罪の減少率も全国的にナンバーワンであるというような成果をあげることができました。

190409あいさつ写真1 このことは、この4年間、職員の皆さんが私とともに一生懸命頑張っていただいた成果です。これを有権者の皆さんに十分に理解をしていただき、積極的に評価をいただいたことが、次の県政に向けての期待につながっているのだと思います。

 引き続き力を合わせて県民益の向上、また、県民の皆さんの幸せのために全力で努力していきたいと考えております。職員の皆さんも意気込みを新たにして職務に励んでいただきたいと思います。

 さて、私の新しいマニフェスト「福井新元気宣言」では、1期目の「福井元気宣言」における4つの元気「元気な産業」、「元気な社会」、「元気な県土」、「元気な県政」という政策の柱を継承しながら、その成果を確実なものとして発展させ、そして福祉や教育、文化、環境の充実など、より新しい生活の質、暮らしの質を充実させることを掲げて、有権者の皆様に訴えました。
 前回の知事選挙においては、景気や雇用が大きな課題でしたが、今回は、「福井元気宣言」に基づいて上げてきた成果を基盤に、健康長寿や子どもを生み育てやすい生活環境など、ふるさと福井の全国的に誇れる本当の豊かさに磨きをかけ、楽しみ、喜びを持って暮らせる理想県を目指そうということを訴えたところです。
 「福井新元気宣言」において、環境、教育、文化、子育て、福祉、安全・安心など、すべて県民の生活に関わる元気な社会を第一に掲げたのは、こうした決意に基づくものです。さらにその一層の充実を図りながら目標を達成するために、これまで以上に県民の皆さんと共に知恵と活動力を結集していくことが重要だと思っております。
 したがって県政運営にあたっては、「福井新元気宣言」に掲げた項目を、あらゆる分野において県民の皆さんとともに活動しエネルギーを生かす共動システムを積極的に導入する必要があると思います。
 そして皆さんと力を合わせて、福井のすばらしさ、福井のブランドを全国・世界に発信をする先頭に私は立ってまいりたいと思います。

 職員の皆さんには、私とこの決意を共にしていただき、ぜひあたたかい心・広い視野で県政を一緒に担ってほしいと思います。

190409あいさつ写真2 そのために、ぜひ皆さんにお願いし実行していただきたいことがあります。まず、県庁の中に閉じこもらないことが重要です。もう一つは、「役所の論理」というべきもの、つまり、何か決まったことは状況が変わってもそのとおりやるんだと考えたり、皆さんが毎日あるいは毎年、実行していただいている仕事の成果や結果に無関心であってはならないわけです。絶えず、行政の効果というものを考えて仕事をしていただかなければなりません。
 そうしなければ県の政治・行政に発展というものは生じないと思います。
 したがって、絶えず県民の皆さんとの対話や接触の中で、いろいろな仕事について、なぜこの仕事をやるのか、なぜやらないのかということを丁寧に説明をしていただくことがこれまで以上に重要ですし、勇気をもっていろんな判断を行っていただきたいと思っております。

 このことは知事としての私の心構えでありますが、特に2期目においては、職員の皆さんの心構えにもしていただかなければならないところであり、全県庁の職員が一人ひとり固い決意をもって実行してほしいと思っております。
 そして県庁職員全員が力と心を一にして新しい課題に挑戦し、あるいは果敢に危機対策にのぞむような仕事ぶりを、一緒にしようではないかと思っております。

 特に、これからは地方も国も大いに変わっていく、変革・変化の時代に直面しています。絶えずどのように福井県の発展あるいは政治の進め方が動いていくのかということを県民の皆さんにお示しし、県民の視点に立って道筋を明らかにしながら、地域の皆さんのご要望や願いもベースにして、我々行政はさらにそれに加えて一つ先、長期的な視点をうまく練り合わせながら、行政を進めることが大いなる責務であると思っております。

 これからもマニフェストに従いながら、良い計画、実効性のある計画を作って、これをうまく実践をする決意で、皆さんと一緒にのぞみたいと思います。

 先日、国の地方分権改革推進会議の初めての会合が行われました。これから地方分権をはじめ、いろいろな国の方針なども出ると思いますが、やはり地方のことは地方で決めるのが基本です。福井県の政治や行政は皆さんとともに、あくまでも県民の皆さんの願いや視点に立って地方分権を推進しなければなりません。

 まさに今、県庁職員の知恵と自発力が大きな課題であり、ぜひ一人ひとりがそういう力を発揮し、そして力を合わせて多くの課題に挑戦し、県民の皆さんから、県庁や県の政治は、県民の幸せにつながることを絶えず念頭に置いて、全力で頑張っているんだという評価を受けることができるようにがんばっていきたいと思います。

 いろいろと今申し上げましたが、一つ一つのことをご自身の心の中に十分取り込んでいただいて、実行していただきたいと思います。選挙中に、私は多くの皆さんにそれぞれの地域でお会いしました。今我々が住んでいるこの福井県やお住まいの地域や職場を少しでも良くしようという思いは共通だと感じました。そのことに絶えず立脚しながら進めていくことが大切だと思います。
 ですから我々も今日より明日、福井の明日をもっと元気にするということで、一緒にやろうではありませんか。

 簡単ですが、2期目の仕事を開くに当たり、私自身の考えを申し述べてごあいさつとしたいと思います。
 どうかよろしくお願いいたします。

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