県立病院関連4施設開設式あいさつ

最終更新日 2010年2月4日ページID 000566

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このページは、平成19年5月12日(土)に福井東養護学校で行われた県立病院関連4施設開設式でのあいさつをまとめたものです。

190512あいさつ写真1 このたび完成しました四つの施設、すなわち心身障害児を医学的な配慮のもとで育成するための「こども療育センター」、また「県立看護専門学校」と「県福井東養護学校」および特別な教育的配慮が必要な子ども達の相談・指導を行なうための「特別支援教育センター」の開設式に当たり、ご挨拶申し上げます。

 子どもの疾病や障害を早期に発見し、治療を行うことは、障害の予防や軽減を図る上でとても大切です。特に、障害のある子ども達に対しては、一人ひとりの発達の段階や障害の状態に応じて、持っている能力や可能性を最大限に伸ばし、また障害の軽減や機能の向上を図って社会参加や自立に必要な力を培うことが不可欠です。

 「小児療育センター」、「福井東養護学校」、「特別支援教育センター」は、昭和58年の設立以来、本県の障害児のための医療・福祉・教育の中心的な施設として、その役割を果たしてきました。

 今回、県立病院と隣接して、その関連施設であるこの4施設を同じ建物の中に一体的に再整備したことにより、障害児療育に関わる関係機関がより一層緊密に連携出来るようになり、障害のある子どもたち一人ひとりに配慮した、きめ細かな対応が出来るようになりました。

 今回の再整備では、障害のある子ども達が安心してご利用いただけるように、建物の正面玄関には音声誘導装置や3階から1階までの障害者用スロープを設置しました。

 また、個々の施設について、中心となる「こども療育センター」では、リハビリテーション科を新設し、高性能の医療機器やリハビリ訓練に効果のある水治療室を設置しています。また、「福井東養護学校」では、児童生徒の障害の程度に応じた給食を提供できるランチルームや理科室を設置しました。 

190512あいさつ写真2  また、「特別支援教育センター」では、障害に応じたきめ細かな指導・相談のできるプレイルームや相談室の整備を行いました。「看護専門学校」においても、情報機器や各種実習室、図書室などを充実し、看護に必要な基礎的知識・技術・態度を身に付けることができるよう、教育環境の整備を行いました。

 こうした整備や連携の強化により、これら4つの施設は、全国トップクラスの施設となりました。職員は、利用していただく方々に、これまで以上に満足していただけるサービスを提供していき、また有効な運営を行って、県民の理解が深まるよう気持ちを新たにしております。

 さて、新しいマニフェスト「福井新元気宣言」では、4つの「元気」と10の政策を掲げていますが、その中でも、教育、福祉、子育てなど、すべての県民の生活に関わる「元気な社会」を第一に掲げています。
 新たな施設を十分に活用しながら、障害者の方など社会的に助けが必要な人たちに対しては、県民と行政が一緒になって支える「共動福祉社会」をつくり、県民の皆様とともに「自信と誇りを持てる福井づくり」に全力を尽くしてまいります。

 皆様には、なお一層のご支援とご協力をいただきますようお願い申し上げまして、私の挨拶とさせていただきます。

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