第43回献血運動推進全国大会あいさつ

最終更新日 2010年2月4日ページID 000658

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このページは、平成19年7月4日(水)、日本赤十字社名誉副総裁皇太子殿下の御臨席を仰ぎ、サンドーム福井で行われた第43回献血運動推進全国大会における知事のあいさつを掲載したものです。

190704あいさつ写真1 本日ここに、日本赤十字社名誉副総裁皇太子殿下の御臨席を仰ぎ、全国各地からお集まりの皆様とともに、第43回献血運動推進全国大会を、このように盛大に開催できますことは誠に光栄であり、県民を代表いたしまして心から歓迎を申し上げます。
 はじめに、本日、栄えある表彰を受けられます皆様に心からお祝い申し上げ、長年にわたる献身的な御功績に対しまして、深く敬意を表します。
 また、この大会に御参加の皆様におかれましては、日頃から献血事業のために御尽力を賜っておりますことに対し、この機会に厚くお礼申し上げます。

 さて、献血事業は、人間愛と相互扶助の精神を基本理念とし、生命と健康を守る重要な事業として、皆様の御理解をいただき進められております。
 本県におきましても、昭和40年に献血事業が開始されて以来、県民の皆様の温かい御理解と御支援のもとに、積極的に献血運動を推進してまいりました。
 おかげを持ちまして、これまでに170万人以上の県民の方々から献血の御協力をいただき、県内で必要とされる血液が確保され、これにより多くの尊い命が救われてまいりました。
 しかしながら、少子・高齢化の進展により、献血を支える若年層が減少することなどにより、救命医療に重大な支障を来たすおそれが懸念され、安全で安定的な血液製剤の確保が、今後ますます重要となっております。

 このような中、近代医学の基本をつくり、日本赤十字社病院の初代院長となられ、橋本左内先生の実弟である橋本綱常(つなつね)先生の出身地であるこの福井に、全国の献血事業関係者の皆様が一堂に会され、献血運動の一層の推進について決意を新たにされますことは、誠に意義深いものがあります。

 さて本年は、福井を本拠とされた継体天皇が即位され、ちょうど1,500年にあたる記念の年であります。県内では、継体天皇の生い立ちや業績について理解を深め、福井が歴史上重要な地であったことを再認識し、ふるさと福井への誇りと自信を高めるきっかけにしようと、県民を挙げて記念事業に取り組んでおります。

 190704写真2そのほか、本県には、世界有数の規模を誇る福井県立恐竜博物館がございます。先ごろ日本で初めて恐竜の皮膚痕の化石も発見されております。また、大本山永平寺や、ラムサール条約登録湿地の若狭の三方五湖、越前海岸などの古来から受け継がれてきた素晴らしい自然環境や伝統文化にも恵まれております。
 さらに、本県で誕生したコシヒカリや越前おろしそば、越前ガニ、若狭ガレイ、ミディトマト、スイカなど全国に誇れる美味しい食材は、県民の平均寿命が男女とも全国2位という健康長寿を支えるものであります。
 御来県の皆様には、是非この機会に本県の魅力を大いにお楽しみいただき、大会の良き思い出とされれば幸いであります。

 終わりに、本日の大会の開催にあたり、御尽力を賜りました皆様方に厚くお礼申し上げますとともに、献血運動の発展と、御来場の皆様方の御健勝、御活躍をお祈り申し上げまして、あいさつといたします。

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