財団法人福井県遺族連合会創立60周年記念式典あいさつ

最終更新日 2010年2月4日ページID 000671

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 このページは、平成19年11月7日(水)にフェニックス・プラザで行われた財団法人福井県遺族連合会創立60周年記念式典でのあいさつをまとめたものです。

191107あいさつ写真1 財団法人福井県遺族連合会の創立60周年記念式典が、本日、盛大に開催されますことを心からお祝い申し上げます。また、ただいま表彰を受けられた皆様には、心から敬意と感謝を申し上げます。
 福井県遺族連合会は、終戦まもない昭和21年7月に福井県遺族互助会として発足し、これまで60年の長きにわたり、英霊の顕彰と遺族の福祉の増進に寄与されてきました。この間の様々な取組みに対し心から敬意を表します。

 さて、大きな犠牲をはらった先の大戦が終結した62年前、皆様方には、一家の大黒柱を失い、終戦を迎えられ物心両面にわたる苦しみに直面されたこととご推察いたします。
 戦後の混乱と苦難に満ちた社会の中で、皆様方が手を取り合い、ともに幾多の困難を克服し、そしてたゆまぬ努力により、わが国の繁栄が築き上げられました。
 また、皆様方のお力により、現在では、福井県は全国トップクラスの健康長寿県であるとともに、先輩たちの後の世代の子どもたちの学力も全国最上位となっており、自然環境や伝統文化に恵まれた全国に誇れる豊かな県となっております。
 しかし、今日の平和で豊かな生活が、戦争によって心ならずも命を落とされた方々の尊い犠牲の上に築かれていることを、ひと時も忘れてはなりません。
 戦争体験者が高齢化する中で、皆様方の念願であった「平和祈念館」が、皆様のご熱意と行政との協力によって、創立60周年の節目の本年に開館の運びとなりました。
 戦争の悲惨さと平和の尊さを若い世代に語り継いでいく場として、多くの方々に親しまれ、恒久平和を祈る施設として活用されていることを嬉しく思っております。 

191107あいさつ写真2  私は、皆様からこうしたすばらしいお力をお貸しいただく中で、未来に希望と夢を、ふるさとに自信と誇りを持てる理想の福井づくりのため、「福井新元気宣言」において「元気な社会」を第一に位置づけ、「未来を託す教育」や「イキイキ・長生き『健康長寿』」、「みんなの手によるあたたか福祉」などの政策の実行に全力を尽くしてまいります。
 今後とも皆様方のご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

 終わりに、本日ご参会の皆様方のご労苦に対して、心から敬意を表しますとともに、福井県遺族連合会の益々のご発展と、皆様方のご多幸を祈念し、お祝いの言葉といたします。

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