中部医師会連合委員総会あいさつ

最終更新日 2010年2月4日ページID 000673

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このページは、平成19年11月17日(土)にユアーズホテルフクイで行われた中部医師会連合委員総会でのあいさつをまとめたものです。

191117あいさつ写真1  本日は、中部圏のブロックの医師会の先生方にお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。心から歓迎申し上げます。
 また、今回の開催にあたりましては、地元の福井県医師会の松田会長を始め、関係者の皆様には大変ご尽力をいただき、厚くお礼申し上げます。

 今、福井県では、海の幸あるいは山の幸が最もおいしい時期でございます。今月6日には、カニ漁が解禁されたところです。皆様方には、どうかお財布の紐を少しおゆるめいただくほうがよろしいかと思います。大事な会議はもちろんでございますが、福井県のおいしいものを十分お楽しみいただくのも一つかなと思います。
 数年前に、「日本一うまいものがあるのはどこの県か」というリクルートの観光調査がありました。我が福井県が、日本一うまいものがある県であるということになっておりますので、是非実証をしていただければ幸いです。
 その他、ご存知かと思いますが、福井県は男性も女性も平均寿命が全国2位でございまして、平均いたしますと、日本一の健康長寿県であります。沖縄県は、女性は日本一の長寿県ですが、男性はそうでもなく、ばらつきがあります。それに比べ、福井県はバランスの取れた健康長寿県です。これはとりもなおさず、お医者さん方の医療あるいは介護などの体制が整っていることが大きな背景にございます。その他、先ほど食べ物の話をしましたが、新鮮な海の幸や山の幸をいただいているということも、一つの理由かと思います。
 また、男女共働き率が日本一高い県でございます。三世代同居ですね。祖父母からお孫さんという三世代同居率も日本で一、二位を争う県でありまして、また農業なども盛んでございます。
 さらに、ストレスを感じることの最も少ない県でもございますし、宗教を信じない人の割合が最も少ない県でもございます。医療、食べ物、そして社会環境、こうしたことが健康長寿の要因かと思っております。

 私ども行政や政治の立場として、これからやはり生活習慣病、がんなど様々な課題がございます。数年後には陽子線がん治療施設を整備し、がんの検診率日本一の福井県にしてまいりたいと考えておりまして、今日はそういう意味でいろんなご議論もしていただければ幸いと存じます。
 また、今日はお手元に観光などのパンフレットも配布されていると思いますが、この10月からNHKの朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」という大変おもしろい番組が放送されています。ご実家が福井県の小浜市にあり、そこで若狭塗箸をつくっておりまして、ヒロインが関西へ出て、落語家になるという、そういう新しい想定であります。昔ですと、お医者さんになるというような想定があったと思いますが、落語家になるという想定でありまして、そこで笑いというのが重要なテーマ、それから女性の力というのが大きなテーマになっております。私もこの4月から、皆様のご支援を得て、2期目の県政を担わせていただいておりますが、そのマニフェストの中で治療や介護やいろんな面で笑いやユーモアというのを大事にしようということを書いております。様々な形で、明るく健康で元気な福井県をつくっていこうと考えております。 

191117あいさつ写真2  数日前、全国知事会が行われまして、総理大臣あるいは閣僚の皆さんと全国の知事が一日かけて議論を行いました。そこで、医療やお医者さんの確保といったことが全国の知事の関心事になりまして、議論の四分の一ぐらいはその話題であったと思います。これからは、お医者さんの確保はもとより、診療報酬の問題、さらには皆さん自身の社会的なご貢献の問題など様々な課題があるかと思います。日本のこれからの大事な医療分野について積極的なご意見を賜り、国民が安心できる医療体制を構築していただくことを切に願うものでございます。

 最後になりますが、皆様方の一層の団結とご活躍を心からご祈念申し上げまして、簡単ではございますが、歓迎のあいさつとさせていただきます。

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