このページは、平成２１年１月２６日（月）に大野市文化会館で行われた、常陸宮賜杯第５９回中部日本スキー大会開会式でのあいさつをまとめたものです。

　本日、常陸宮殿下ならびに同妃殿下のご臨席を仰ぎ、「常陸宮賜杯第５９回中部日本スキー大会」が大野市において盛大に開催されますことを、心からお祝い申し上げます。また、東海北陸の各県から参加された選手・役員の皆様には、ご来県を心から歓迎申し上げます。

　さて、昨年の夏に開催された北京オリンピックでの、日本選手をはじめ多くの選手の活躍は、国民に感動を与え、スポーツに対する興味や関心を一層高めました。

　一方で、近年は、健康で活力のある生活を営むため、ライフステージに応じてスポーツに親しもうとする気運も高まっております。このように、スポーツの楽しさや大切さが、人々の中に広く認識されるようになっております。

　ところで、先日発表された「全国体力・運動能力・運動習慣調査」において、本県の子供たちの体力が、小・中学校ともに全国上位にあることがわかりました。本県では、このほど、平成三〇年の国民体育大会の誘致を明らかにしたところですが、彼らの多くが、この大きな舞台で活躍することを夢見ております。

　このような中、中部七県のトップスキーヤーが集い、実力を競い合う本大会の開催は、誠に意義深いものと考えております。各県を代表する選手の皆様には、日ごろの練習の成果を十二分に発揮されますとともに、互いの友情を深め合い、思い出深い大会にしていただくことを切に期待しております。

　なお、本県は、美しい自然や山海の幸、歴史や伝統に恵まれた健康長寿県です。県外からお越しの皆様には、この機会に福井の魅力に触れていただければ幸いです。

　終わりになりましたが、常陸宮殿下ならびに同妃殿下のますますのご清栄と、お集まりの皆様のご活躍を祈念いたしまして、お祝いのことばといたします。