第60回全国植樹祭記念式典あいさつ

最終更新日 2010年2月4日ページID 008728

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 このページは、平成21年6月7日(日)に福井市一乗谷朝倉氏遺跡で行われた、第60回全国植樹祭記念式典での知事あいさつをまとめたものです。

210607あいさつ写真1 本日ここに、天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、第60回全国植樹祭を開催できますことは、福井県民にとりまして誠に光栄であります。

 天皇陛下におかれましては、本年はご即位20年、両陛下におかれましては、ご成婚50年を迎えられました。ここに、謹んでお祝いを申し上げます。そして、この記念すべき年にご来県を賜りましたことは、この上ない喜びであります。

 さて、全国各地からご参加いただきました皆様には、ようこそ福井にお越しくださいました。県民を代表いたしまして、心から歓迎を申し上げます。

 福井県は、平均寿命が全国トップクラスの健康長寿県であります。そして、これを支える豊かな自然と、コシヒカリ、越前がに、若狭がれいなど、おいしい食材にも恵まれています。また、共働き世帯の割合が日本一高く、女性が活躍する福井県は、家族や地域のつながりを大切にする風土が今日に引き継がれ、本県の子育てや教育を支える大きな力となっています。

 ここ一乗谷朝倉氏遺跡は、山々に囲まれた自然豊かな谷あいにあり、戦国大名の朝倉氏が築いた城下町であります。五百年余りを経た今日にも、数多くの遺溝を残し、国の特別史跡、特別名勝および重要文化財の3重の指定を受けている場所であります。

 また、この会場周辺は、平成16年の福井豪雨災害に見舞われ、大きな被害を受けた地域であります。当時、全国からボランティア、義援金、義援物資など、数多くのあたたかい手がさしのべられ、おかげさまでこのような美しい姿を取り戻すことができました。改めてお礼を申し上げますとともに、この植樹祭を通して、元気に復興した町の姿をぜひ見ていただきたいと考えております。

210607あいさつ写真2 さて、全国植樹祭は、森林や緑に対する国民の理解を深めるための中心的な行事であります。森林は、地球温暖化対策、土砂災害の防止、水源のかん養など、多様な機能を有しており、私たちの生活と深くかかわっています。

 福井県では、この植樹祭の開催を機に、県民一人ひとりが、森林や緑に対する理解を深め、緑豊かなふるさとを次の世代に引き継いでいけるよう、「自然を知り、伝える」、「元気な森をつくる」、「花と緑にあふれるふるさとをつくる」という3つの県民運動を展開してまいりました。本日の大会におきましても、県下全域から参加しやすいよう、坂井市、大野市、越前町、若狭町と、県内4ブロックそれぞれに地域会場を設け、各地域の特長を最大限に活用した体験型イベントを行うこととしております。

 第60回という節目の福井大会を契機として、こうした緑化運動の輪が、県内のみならず、全国に継続して広がっていくことを強く願っております。

 終わりに、本日の大会の開催に当たり、ご尽力を賜りました多くの皆様に厚くお礼申し上げますとともに、国土緑化運動の発展と、ご来場の皆様のご健勝、ご活躍をお祈り申し上げまして、ごあいさつといたします。

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