JA福井県五連通常総会あいさつ

最終更新日 2010年2月4日ページID 008869

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 このページは、平成21年6月26日(金)に福井県農業会館で行われた、JA福井県五連通常総会での知事あいさつをまとめたものです。

210626あいさつ写真1 皆さんおはようございます。
 福井県農業協同組合中央会および各農業協同組合連合会の通常総会ならびに関係団体の総会が開催されるに当たり、一言お祝いを申し上げます。

 本日お集まりの皆様方には、日ごろから福井県の農業問題に取り組んでいただき、厚くお礼申し上げます。

 6月7日に開催しました「第60回全国植樹祭」は、天皇皇后両陛下のご臨席のもと、県内外から多数の参加をいただき、成功裡に終えることができました。参加者への福井のおいしい食べ物の提供など、皆さんの大きなお力添えもいただいたところであり、改めて感謝申し上げます。

 「未来へつなごう 元気な森 元気なふるさと」をテーマに、一人ひとりが緑の大切さ、森づくりについて理解を深めるとともに、福井豪雨災害からの復興を果たした福井県民の元気さと「健康長寿ふくい」を支える豊かな自然・歴史・文化など、福井の魅力を全国にアピールできたと考えています。

 さて、福井県の農業には、様々な課題が山積しております。食の安全・安心や農産物の輸出入など国内・国際間の重要課題については、国がリーダーシップを発揮して解決策や新たな方向性を示していく必要があります。

 今、国政は何かと多事多難な状況かと思いますが、国でやるべきことはしっかりやっていただき、また我々自治体もJAの皆さんと協力しながら地域の課題に責任を持って取り組まなければならないと思っています。

 県では、こうした状況の中で、福井県の農業の可能性をさらに高めるという観点から、国に対して積極的な提言活動を行うとともに、県自らが解決すべき課題については、ただ今申し上げましたとおり、皆様と一緒に解決に向けて最善の努力をしていきたいと考えています。

 県としても様々な課題に対応するため、この3月に、JAの皆さんのご意見をいただきながら「ふくいの農業・農村再生計画」を策定し、実行元年として「福井コシヒカリ復活プロジェクト」、「園芸・畜産の元気復活プロジェクト」、「プロ農業者育成プロジェクト」など5つのプロジェクトに取り組んでいるところです。

 特に、コシヒカリの復活については、米の品質向上を図ることが重要であり、「さつき半ばの適期田植え」を推進するほか、食味検査の実施や福井米全体の大粒化を進めることにより、流通関係者や消費者の評価を高め、適正な価格形成につなげていきたいと考えています。このため、この6月補正予算において、個人で乾燥調製を実施している農家の1.9mmの網目交換への支援を行うこととしており、JAの皆様の強いご指導をお願いします。

210626あいさつ写真2 また、健康長寿の面からも、土づくりや化学肥料・農薬を削減するエコファーマー米の生産を県下全域で増やしていくことや、地産地消の推進等が重要な戦略になることから、これらに力点を置いた対策を進めてまいりたいと考えており、今後ともJAの皆様と力を合わせ、本県農業の未来を切り開いていかなければならないと考えています。

 このほか様々な課題がありますが、特に米の生産調整の問題などは国政の場で現場の声をうまく提示し、良い結論を得なければならないと思っています。これからもJAの皆様と協力しながら頑張ってまいります。

 終わりに、福井県農業協同組合中央会および各農業協同組合連合会ならびに関係団体のますますのご発展と、本日ご出席の皆様方のご健勝を心から祈念申し上げ、お祝いの言葉といたします。

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