平成21年度退職教職員辞令交付式・表彰式あいさつ

最終更新日 2010年3月29日ページID 011100

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 このページは、平成22年3月29日(月)に県庁で行われた、退職教職員辞令交付式・表彰式での知事あいさつをまとめたものです。

220329あいさつ写真1 ただいま表彰を受けられました174名に皆様は、30余年の長きにわたり、本県教育の発展と向上のために多大なご尽力をいただきました。ここに改めて敬意を表しますとともに、心からお祝いを申し上げます。

  今さて、皆さんが教職に就かれた昭和40年代後半は、高度経済成長が一段落し、代表的な社会変化として自動車の普及が進むなど、国民生活が豊かになりました。一方、大気汚染や環境破壊などの社会問題も深刻化し、人々が物質的な豊かさよりも、心の豊かさを求め始めたころでした。

 また、一昨年、本県出身の南部陽一郎氏がノーベル物理学賞を受賞されましたが、採用された当時の昭和48年には江崎玲於奈氏が物理学賞を、昭和49年には佐藤栄作元総理大臣が平和賞を相次いで受賞されるなど、日本人の活躍が世界から注目された時代でもありました。

 その後、国際化や情報化、少子化の進展を背景に、個性を重視し、豊かな人間性を育むことを目指した大きな教育改革が行われています。

 このような中、本県は、子どもたちの学力や体力、食育において全国をリードするなど、これまで高い教育水準を保ち、多くの優れた人材を輩出してきました。これは、まさに本日お集まりの皆様先生の深い愛情と強い使命感をもって子どもに接してこられたご努力の賜物であると、厚くお礼申し上げます。220329あいさつ写真2

 皆様は、ほっと肩の荷を下ろされた気分かもしれませんが、これから新たな人生がまた始まるのでありまして、人生90年あるいは100年の時代になってきます。長い教職生活での貴重な経験をもとに、立場がかわりましても、これからの福井県を担う子どもたちの育成に様々な分野で引き続きお力添えを賜りますことを、学校も行政も期待しており、よろしくお願い申し上げます。

 結びに、皆様のますますのご健勝とご多幸、今後の一層のご活躍を心からお祈り申し上げ、お祝いの言葉といたします。

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