平成22年度永年勤続の教職員表彰式あいさつ

最終更新日 2010年5月7日ページID 011497

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 このページは、平成22年5月7日(金)にアオッサで行われた、平成22年度永年勤続教職員の表彰式での知事あいさつをまとめたものです。

 皆さん、こんにちは。220507あいさつ写真1
 本日は、教職員になられてから30年あるいは20年の節目を迎えられ、この間、福井県の教育のためにお力添えいただき、またご活躍いただきました教職員の皆さんの表彰式でございまして、誠におめでとうございます。

 皆様方には30年あるいは20年の長きにわたりまして、子どもたちのために全力で一身を捧げられました。これは、福井県の子どもたちの学力・体力日本一というすばらしい水準にまで高めていただいたお力でございまして、心から厚く感謝と敬意を表すものでございます。

 ここ2年余り、県としては、教育委員会を中心に子どもたちの教育、文化、スポーツなど様々な分野において、もう一度基本に立ち返り、様々な課題や改善点について、教育・文化ふくい創造会議などを通じて検討し、結論を一つひとつ導き出し、今それが具体化されてきております。私もこれまで2回、福井元気宣言、新元気宣言の中で、未来を託す人づくりや子どもたちの教育が大事だということを述べ、少人数学級など様々な分野について、教育委員会と力を合わせて取り組んでまいりました。現在の福井県の教育の現状は、そうした成果が上がってきているものであると感じています。

 ところで、来年から学習指導要領が新しくなることにより、小学校を中心に教育内容がかなり変わってくるなど、今まさに大きな転換期を迎えています。
 また一方で、福井県の教育水準は高いわけでありますが、他の都道府県の情報を日々見ておりますと、福井県あるいは秋田県に追いつこう、頑張ろうということで、一生懸命様々な工夫を凝らして、頑張ってきておられると思います。このような状況の中で福井県の学力・体力を維持、向上していくために、県としては、さらに次の段階に福井県の教育水準を上げていく必要があると考えております。

 しかし、福井県の教育水準は高いレベルにありますから、今までどおりのやり方では他の都道府県がかなり接近してくるかもしれません。そこで、これまでの伝統というのは大事にしなくてはいけませんが、何か新しい様々な工夫をあともう一歩考え、次の段階にステップを上げていくことが、福井県の子どもたちにとって、また将来にとって大事だと思います。

 そのためには、皆様方の教育の現場から様々な提案、あるいは活動やサークル、様々な教材の研究などが、例えば白川文字学のように生まれてくることが、何よりも子どもたちの将来にとって大事です。220507あいさつ写真2

 この平成22年度が、福井県の次の飛躍のまた新しい教育の転換点、大事な年であると考え、それぞれの立場で物事を進めていただくのが重要であると思います。30年勤続の方の中にはもう学校の管理的なお仕事をされている方も少なからずいらっしゃると思います。その中で、次のステップに向けまして、教育委員会と気持ちを同じくしながら、全力で取り組みいただくことを心からご祈念申し上げ、私の祝辞といたします。

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