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ホーム > 知事あいさつ > 福井・石川県境サミット あいさつ
最終更新日 2010年9月1日 | ページID 012700
このページは、平成22年9月1日(水)に金津創作の森で行われた、福井・石川県境サミットでの知事あいさつをまとめたものです。
本日はお忙しい中を、このように多数の方にご参加いただき、感謝申し上げます。 石川県知事とは、平成16年から毎年懇談会を開催し、福井県にとっても小松空港へのアクセスが良くなる安宅スマート・インターチェンジの常設化など、両県に共通する課題を一つひとつ解決しています。 今回のこの「福井・石川県境サミット」も、昨年10月の石川県知事との懇談会がきっかけとなったものです。私の方から谷本知事に「県境の地域を元気にするために、従来の枠組みを超え、行政と民間が一体となった新しい仕組みがあると良い」と提案をさせていただいたところ、谷本知事も全く同じ思いを持っておられるということで合意しました。 そして本日、ご参加の皆様のご賛同をいただき、このようにサミットを開催することができました。皆様の積極的なご賛同に、深く感謝申し上げます。 平成19年に施行された観光立国推進基本法の前文にも掲げられていますが、競争力の高い魅力ある観光地を形成することは、地域の歴史・文化の理解につながり、また住民が誇りと愛着を持つことのできる地域社会の実現につながり、さらには地域経済を活性化して雇用機会の増大に寄与します。 皆様には、これまでもそれぞれの地域で、またそれぞれの立場で尽力いただいてきたところでありますが、さらにこのサミットを契機に、県境を越えて、また組織を超えて、様々な分野の人の経験と知恵が結集されることで、新しい展開が生まれることを大いに期待したい。 一例ですが、今回の開催地とさせていただいた、このあわら市の吉崎御坊は、文明3年(1471年)に蓮如上人が建立されてから、来年で540周年になります。また、上人は応永22年(1415年)に生まれておられますので、5年後には生誕600年を迎えることになります。吉崎地区は、石川県とも深いつながりがあり、県境をまたいだ歴史・文化、共有する資源として活かすことができるのではないでしょうか。 また、吉崎御坊の近くにある北潟湖を挟んで、両県の温泉、ゴルフ場が隣接して立地していますし、冬には、例えば両県のスキー場同士でも新しい共動が可能ではないでしょうか。 温泉、恐竜、越前加賀海岸、白山はもとより、こうした優れた資源、共通の資源を持つ両県の県境地域が手を結び、力をあわせることにより、地域発展の相乗効果を発揮していかなければなりません。 特に、この県境サミットの地域には、国内だけでなく海外からの誘客の窓口ともなる小松空港が立地しているという優位性があります。 さらに、この地域は今後、北陸新幹線の延伸や中部縦貫自動車道の開通など、さまざまな条件が整い、交流人口の一層の増加が期待されているという将来性もあります。 こうしたことからも、将来に向け、県境を越えて地域の発展のために協力し合うことが大変重要な時期であり、このタイミングで関係者が一堂に会することができたことは大変意義深いものであります。 本日の「合意書」にも記載されたとおり、県境地域の潜在力を十分に発揮し、人やモノの交流が活発となっていくよう、福井県としてもどんどん知恵を出し、汗をかいてまいりたい。 谷本知事とはこの10月にも知事懇談会を開催する予定ですが、今後も石川県と密接に協力し、そして本日お集まりの皆さんと力を合わせながら、この県境地域がより重要な場所となるよう、一緒に努力してまいります。 皆様のご協力をよろしくお願いします。 以上簡単ですが、私の決意の表明といたします。
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