毛利衛福井県児童科学館名誉館長記念講演会あいさつ

最終更新日 2010年10月23日ページID 013353

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 このページは、平成22年10月23日(土)に福井県児童科学館で行われた、毛利衛福井県児童科学館名誉館長記念講演会での知事あいさつをまとめたものです。

221023あいさつ写真1 皆さん、おはようございます。
 今日は早朝から毛利衛名誉館長記念講演会にご参加いただき、誠にありがとうございます。お礼申し上げます。

 毛利先生には開館当初から当館の名誉館長としてご就任をいただいております。ご自身の深い経験等を踏まえてのご指導や本県の子どもたちへの熱いメッセージをいただいており、厚くお礼申し上げます。

 さて、今年はノーベル化学賞を根岸先生と鈴木先生のお2人の日本人が受賞されました。ちょうど2年前の2008年には本県出身の南部陽一郎先生がノーベル物理学賞を受賞されたのは、皆さんもご存知かと思います。

 これまで日本では、化学賞で7名、物理学賞で7名、合計14名の科学者が受賞をしております。

 このように、日本には優れた科学者が数多くいることがわかります。しかし、最近、「子どもたちが理科離れしている」とか「算数や理科があまり得意でない、嫌いな子が多い」とか、そういうことをよく耳にしますが、日本のような資源の少ない国は、これからはさまざま頭脳を使っていかないと競争にも負けてしまいます。

 福井県ではこのような理科離れをなくすためにも、理数教育の充実として「スーパーサイエンスフォーラム」、「ふくいサイエンス寺子屋」、「南部陽一郎記念ふくいサイエンス賞」などを設けて、わが国の科学技術の発展に貢献できる人材の育成を目指しております。

 また、現在、JR福井駅西口の再開発の議論がございますが、その中でもサイエンスを中心に、子どもたちを対象にさまざまなプロジェクトを進めてはどうかという動きがあります。今ほど毛利先生とお話をしましたが、先生からもいろいろとご助言をいただきたいと思っているところであります。

 このあと毛利先生から「宇宙の地球人の私達」と題してご講演をいただきますが、科学技術の発展がいかに私たちの身近な生活に影響を及ぼしているか、また重要であるか、ということについて学ぶことができると思います。

 また、科学がいかにおもしろく、夢のある分野であることも感じていただき、科学に興味を持っていただきたい。221023あいさつ写真2

 今日はお父さんたちもお見えですが、どうか大人も子どもたちと一緒にいろんなことを勉強してほしいと思います。

 最後に、今後、福井県から科学分野の研究の道に進んで行く人たちが数多く出て、そして日本の科学技術の発展、また福井の発展に貢献できる若者が出てくることを期待して、私のごあいさつといたします。

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