福井県と女子栄養大学の提携協定締結式あいさつ

最終更新日 2010年10月29日ページID 013352

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 このページは、平成22年10月29日(金)に女子栄養大学坂戸キャンパスで行われた、福井県と女子栄養大学の提携協定締結式での知事あいさつをまとめたものです。

221029あいさつ写真1 一言ごあいさつ申し上げます。
 本日、女子栄養大学と福井県が「食」と「健康」に関する提携協定を締結できましたことを、大変嬉しく思っております。


 先ほどの経過報告にもございましたが、女子栄養大学と福井県は、高校生の食育推進を目的に福井県が毎年開いている「全国高校生食育王選手権」の審査員長をお願いしたことをきっかけに交流を進めてまいりました。今年も来月21日に本選が開かれますが、香川学長には審査員長をお受けいただいておりますし、五明副学長にも福井県に来て審査をいただいた経緯もございます。

 「食育」という言葉を日本で初めて使ったのが、福井県出身で明治時代の医師、軍医でもございました石塚左玄という方です。福井県はそうしたことで「食育」の重要性に早くから着目し、栄養教諭を全国に先駆けて設置するなど、食育に力を入れてまいりました。

 さて、女子栄養大学は栄養学において全国トップクラスの素晴らしい大学であり、管理栄養士の輩出数も日本一であります。また、創立者である香川綾先生の「食は生命なり」という言葉を実践する形で、食育にも大変力を入れておられます。今回の提携の軸である「人の交流」と「情報の交流」を活発に進めていくことにより、福井県サイドで申しますと、福井県の食育のさらなる推進につながることを期待しております。

 いずれにしても、「食」や「健康」というのは、学問といいましょうか、女子栄養大学の知見=「知」が重要であると同時に、やはりある場所で実践されていることもまた重要でありまして、そのフィールドを福井県が担うということです。女子栄養大学には立派な農園もございますが、大雑把に申しますと、地域としての農園や学校教育の場といった現場と、知識と、両方の結びつきが重要であると思います。

 提携内容については、お互いに細かく相談して作成したわけですが、こうした具体的な交流を一つひとつ着実に進め、日本でモデル的な交流となるよう頑張りたいと思います。

 今回の締結を機に、女子栄養大学と福井県が結びつきをさらに強めることが重要であります。221029あいさつ写真2

 今の交通条件でいいますと、福井から女子栄養大学まで4~5時間はかかるでしょうか。しかし、ここ10年以内に新幹線が整備されれば、2時間ほどで大宮や熊谷に着くということで、そういった交通条件も良くしないといけないなどと考えながら、意見交換も行ったところです。

 お互いの発展につながっていくことを心からご祈念申し上げ、締結のごあいさつといたします。

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