このページは、平成２４年3月20日（火）にサンドームの小ホールで行われた、福井県民活動フォーラム２０１２の知事の祝辞をまとめたものです。

　本日は、「福井県民活動フォーラム２０１２」が盛大に開催されることを心からお喜び申し上げます。

　ただいま表彰を受けられた皆様方には、長年にわたり、日ごろから、それぞれの地域において、国際交流や福祉、まちづくりなど様々な分野で、先駆的に他の模範となる社会貢献活動に御尽力をいただき、心から敬意を表します。

　国の調査によると、本県は、ボランティア活動に参加する人の割合が全国２位と高く、道路や公園等の清掃、まちおこしの活動、また子どもの見守り活動など、地域活動や社会貢献活動に積極的に参加し、人と人とのつながりを大切にする県民性であると言えます。そしてさらに、その活動内容や水準を向上させることが必要です。

　県では、そのような地域活動や社会貢献活動に参加したいという県民の意欲を応援するために、ＡＯＳＳＡに「ふくい県民活動センター」を設置して、活動への参加や団体運営の相談、また活動に関する情報提供や人材育成などの各種支援を行っています。

　また、私のマニフェスト「福井新々元気宣言」において、自信と誇りの「ボランティア活動日本一」を掲げ、県民・企業・民間団体などのアイデアや行動力を生かした「共動」（共働とはやや意味が違います）事業とボランティア活動の推進に努めています。

　さらに、昨年改正された特定非営利活動促進法がこの４月から施行され、活動のための環境整備が進むことで、団体の皆様方のより一層のご活躍が期待されます。

　ここ数年、政府においても「新しい公」という考えを打ち出していますが、これも見方を変えれば「新しい私」ということであり、個人一人ひとりが自己改善を目指して社会性を持った行動をとることでなければなりません。そういう意味で、このフォーラムが、講演会、活動報告などを通して、ＮＰＯ団体の互いの活動のよいところ、また直すべきところを見つけられる機会にしてほしいと考えます。

　そしてフォーラムをきっかけに、それぞれが活力ある地域づくりについて考えていただき、「幸福度日本一」の本県がさらに住み良い県になりますよう、引き続き皆様方のご協力をお願いいたします。

　簡単でございますが、皆様の今後ますますの御活躍を御祈念申し上げまして、お祝いのごあいさつといたします。