このページは、平成２４年3月28日（水）に県庁で行われた、新採用校長・教頭に対する辞令交付式における知事あいさつをまとめたものです。

　ただいま辞令を受けられ、新たに校長、教頭となられた皆さんに心からお祝いを申し上げます。

　長年にわたって頑張っていただいた結果が、学校をマネジメントし教員を指導する立場になったのではないかと思います。皆さんは、４月から学校を経営する管理職として、これまで以上に重い職責を担っていただくことになります。

　そこで、皆さんにお願いしたことはたくさんありますが、その中の二つについて申し上げたいと思います。一つは、心構えとして、自分が校長や教頭としての在任中は何事もないようにという「ことなかれ主義」はやめていただき、積極的に前向きに取り組んでいただきたいと思います。

　もう一つは、先生をよく見てほしいと思います。教育は学校単位で管理し、指導し、評価していくものですので、校長、教頭はそれをまとめる大事な仕事です。以前、校長先生、教頭先生の研修会で、管理職があまり教員の授業を見ていないということが意外でしたが、ご自身の学校の授業をよく見ていただき、学校全体をしっかりと掌握し、改善していただきたいと思います。

　子どもたちの限られた人生の時間を大事にするために、学校、授業の問題を把握し、目標を持って短いスパンで実行していただきたいと思います。

　どうか、子どもたちが楽しく、元気に過ごせるような学校にしていただくよう、管理職としての資質・能力を磨き、日々研鑽をつまれるようお願いしたいと思います。

　終わりに、今後とも健康にご留意され、ますますご活躍されることを祈念申し上げ、お祝いの言葉とします。