福井県アイバンク 第1回「ドナーファミリーの集い」 知事祝辞

最終更新日 2012年10月11日ページID 018905

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 このページは、平成24年10月8日(月)に福井県県民ホールで行われた、福井県アイバンク 第1回「ドナーファミリーの集い」での知事祝辞をまとめたものです。

 本日、ドナーファミリーの皆様をはじめ、関係者が一堂に会されまして、「第1回ドナーファミリーの集い」が盛大に開催されますことを、心から敬意と感謝とお祝い申し上げます。【写真】知事祝辞

 また、ドナーご本人の尊いご意思や、愛するご家族を亡くされた哀しみの中で、極めて勇気あるご決断をされ、ご貢献を頂いている本日ご出席の皆様、ご家族の皆様に、心から感謝と敬意を改めて申し上げる次第でございます。ありがとうございます。

 移植を受けられた方の声、ドナー側と移植を受けられる側や医療従事者の想いをそれぞれ改めて意見交換され、再認識できるこの機会は、非常に貴重なものと考えます。

 さて、臓器移植の問題でありますが、平成22年夏に改正臓器移植法が全面施行され、運転免許証や健康保険被保険者証の裏面に臓器提供意思表示欄が新たに設けられております。

 加えて、本人の生前のご意思の表明が不明な場合のご家族の承諾による提供や親族への優先提供も可能になりましたことから、法改正以前と比較して、国内における臓器提供を受けることのできる機会が増加しているとうかがっております。

 福井県は、心停止下での腎臓や角膜の提供件数が人口当たりでは全国上位の県であります。法改正の目的である臓器移植の機会の拡大が図られつつあります。これもご家族のご理解や医療関係者、関係団体の皆様のご尽力の賜物でございまして、心から感謝申し上げます。最近も県立病院でのこうした事案が報道されているところであります。

 ご承知のとおり、臓器移植は、様々な病気で苦しんでおられる患者の方にとって、大きな希望であり、多くの方々がこの機会を待っておられるというのも事実かと思います。

 移植医療を推進していくためには、県民の皆様のご理解が何と言っても不可欠でございますし、こうしたことにご貢献いただくご家族の皆様の大きなご理解が基本にあるべきだと私は思います。県としては、引き続き県民の方々に広く臓器移植の意義について考えていく機会を設け、移植推進体制の強化を図るための取組みを一層積極的に進めてまいりたいと考えます。

 最後に、ドナーの方々に哀悼の意を改めて表しますとともに、ドナーファミリーをはじめ、本日お集まりの皆様方のご健康とご多幸をお祈り申しあげますとともに、福井県アイバンクのますますのご発展を祈念いたしまして、本日の会のごあいさつにさせていただきます。ありがとうございます。

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