財政事情　第１３７回

  

福井県営体育館   　　

 

 まえがき

 

　この財政事情は、県の財政状況と県が管理する地方公営企業の業務状況を広く県民の皆様にお知らせし、県政に対する御理解と御協力をいただくため、県が毎年２回公表しているものです。

　今回は、平成２９年度当初予算の概要と平成２８年度下半期（平成28年10月1日から平成29年3月31日まで）の財政運営の状況を中心に、県財政の推移と現状について説明します。

　さて、最近の県内経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善が続くなかで、海外経済に関する不透明感が残るものの、今後も回復を続けていくとみられます。

　こうした中、北陸新幹線の敦賀開業や小浜京都ルートの決定、中部縦貫自動車道の整備など、本県は、国内外を問わず、さまざまなタイプの人や情報が行き来する「交流新時代」を迎えます。平成２９年度はこの新たな時代のスタートの年であり、当初予算の編成に当たっては、東西南北４つのゲートをオープン化し、既存の人口減少対策にとどまることなく、県外や海外へも目を向けた交流新時代の実現を図るため、高速交通体系の整備や定住人口、交流人口の拡大、魅力発信の強化に重点を置きました。

また、本県開催まで１年余りとなった「福井しあわせ元気国体・福井しあわせ元気大会」の成功に向けた準備など、「福井ふるさと元気宣言」に掲げた施策をさらに加速させていきます。

　その一方で、健全な財政運営を堅持するため、平成２８年３月に策定した「第四次行財政改革実行プラン」に基づく行財政改革を着実に進めていきます。

　県民の皆様におかれましては、この財政事情の公表を通じて、本県の財政状況について御理解をいただくとともに、今後とも県政推進に一層の御協力をお願いいたします。

　全資料（PDF）

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