「越前海岸の水仙畑の文化的景観」が国の重要文化的景観に選定されました!

最終更新日 2021年3月26日ページID 041347

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 文化的景観とは

 日本の多様な気候風土の中で、人々は、地域の自然と関わりながら生業を立て、生活を営み、長い年月をかけてその土地ならではの特徴的な景観を築きあげてきました。このような歴史と風土が根ざした暮らしの景観は、日本の文化を理解する上でとても大切ですが、身近であるがゆえに、その良さに気付かれることなく失われつつあります。
 文化財保護法では、こうした景観を受けつぐ土地を「文化的景観」とし、文化財の一つに位置付けています。また文化的景観の中でも、地域の特色を示す代表的なものや、他に例を見ない独特なものを「重要文化的景観」に選定して保護を図っています。
 

越前海岸の水仙畑の文化的景観

 越前海岸は日本水仙の三大群生地の一つとして知られ、栽培面積も70haを超え全国一位を誇ります。寒風に耐えながらこの地で育つ水仙は、芯が強く、花は良く引き締まって長持ちし、香りも豊かと評され、特にお正月を彩る花として人気を博し、「越前水仙」のブランド名で全国に出荷されています。
 越前水仙は、越前海岸特有の急峻な斜面地で栽培されており、厳冬の日本海を背景に凛として咲く姿は、福井の冬の風物詩の一つとなっています。またその景観は、越前海岸の豊かな歴史・風土に根ざした人々のくらしと密接に結びつきながら築き上げられてきた、福井を代表する文化的景観です。
 令和3年3月26日に、「越前海岸の水仙畑 下岬の文化的景観」(福井市)、「越前海岸の水仙畑 上岬の文化的景観」(越前町)、「越前海岸の水仙畑 糠の文化的景観」(南越前町)の3件が、福井県内初の重要文化的景観に選定されました。花の栽培地としても全国初の選定となります。なお、今回の選定により全国で70件となりました。

   上岬の水仙畑
梨子ヶ平の水仙畑(越前町上岬地区)
  

重要文化的景観の選定に向けた取り組み

 福井県では、「越前海岸の水仙畑」の重要文化的景観の選定に向けて、県、福井市、越前町、南越前町が協力して、平成29年度から30年度にかけて、文化的景観の調査を実施しました。調査にあたっては、有識者と地元関係団体の代表者からなる福井県文化的景観保存調査有識者検討会を設置しました。その成果を「越前海岸の水仙畑」文化的景観保存調査報告書[平成31年3月発行]として取りまとめました。

 「越前海岸の水仙畑」文化的景観保存調査報告書【本編】(PDF形式:32,285KB)
 「越前海岸の水仙畑」文化的景観保存調査報告書【概要版】(PDF形式:6,370KB)

 令和元年度は、福井市、越前町、南越前町のそれぞれが、需要文化的景観の保存および今後の活用の方針を示した「保存活用計画」を策定しました。これをもとに、令和2年7月末に文化庁に選定申出を行い、11月20日の文化審議会の答申を受け、令和3年3月26日付けの官報で選定されることが告示されました。
 今後は、各市町が主体となり、「水仙畑の文化的景観」を将来に渡って継承していくために、「保存活用計画」をもとに、地域の風土や水仙畑の保護とこれらを生かした地域づくりを推進していくことになります。
(各市町の保存活用計画、取り組みについては下記、各自治体のHPをご覧ください)

  「越前海岸の水仙畑 下岬の文化的景観」(福井市HP)
  「越前海岸の水仙畑 上岬の文化的景観」(越前町HP)
  「越前海岸の水仙畑 糠の文化的景観」(南越前町HP)
 

重要文化的景観選定記念パネル展を開催しました

 重要文化的景観選定を記念して、パネル展「越前水仙と人々の暮らし」を開催しました。「越前海岸の水仙畑の文化的景観」について、文化的景観としての価値や、地域の営みと水仙栽培の歴史等を分かり易くお伝えするパネルを展示しました。

■開催日時
 令和3年2月2日(火)~2月16日(火) 8:30~22:00 ※終了しました
 ※初日は9:30から、最終日は13:00まで

■開催場所
 AOSSA(福井市手寄1-4-1)1階アトリウム

パネル展2 パネル展3 パネル展4

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