有機フッ素化合物(PFAS)について
水環境中の有機フッ素化合物(PFAS)
有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物を総称して「PFAS」と呼び、1万種類以上の物質があるとされています。その性質は物質によって異なりますが、PFASの中でも、ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)、ペルフルオロオクタン酸(PFOA)は、難分解性、高蓄積性、長距離移動性という性質から、人の健康や動植物の生息・生育に影響を及ぼす可能性が懸念され、近年動向が注目されています。
国は、令和2年3月に「PFOS及びPFOA」を水道水質の水質管理目標設定項目に位置付け、その目標値をこれら2物質の和として0.00005mg/L(暫定)に設定するとともに、令和2年5月には河川や地下水などの水質汚濁に係る要監視項目に追加しています。また、令和5年2月(施行日)にはこれらを水質汚濁防止法(昭和45年法律第138号)の指定物質に追加し、事故に伴って流出した場合の措置を関係事業者に義務づけるなど、監視強化やばく露防止の対応を図っています。
PFASについては、目標値や基準に関し国際的にも様々な科学的な議論が行われている一方、その影響に関する不安や、目標値や基準値の検討等の対策を求める声が上がっていることから、環境省では、科学的根拠に基づくPFAS に対する総合的な対応策を検討するとともに、国民への分かりやすい情報発信を通じて、国民の安全・安心に資することを目的として、学識経験者等からなる「PFASに対する総合戦略検討専門家会議」を設置しています。本専門家会議は令和5年7月に、「PFASに対する今後の対応の方向性」をまとめるとともに、「PFOS、PFOAに関するQ&A集」を作成しています。
福井県では、令和3年度から「PFOS及びPFOA」を公共用水域及び地下水の水質の測定に関する計画に追加し、モニタリングを開始しています。
国によるこれらの検討状況・結果は公表されており、福井県における「PFOS及びPFOA」のモニタリング結果とあわせて、以下から確認いただけます。
福井県内の状況
- 令和5年度 公共用水域及び地下水のPFOS及びPFOA調査結果
- 令和4年度 公共用水域及び地下水のPFOS及びPFOA調査結果
- 令和3年度 公共用水域及び地下水のPFOS及びPFOA調査結果
- 令和2年度 有機フッ素化合物全国存在状況把握調査結果(環境省)
- 令和元年度 PFOS及びPFOA全国存在状況把握調査結果(環境省)
全国の状況
- 有機フッ素化合物の水質測定結果(外部リンク 環境省)
国における検討状況
- PFOS・PFOAに係る水質の目標値等の専門家会議(外部リンク 環境省)
- PFASに対する総合戦略検討専門家会議(外部リンク 環境省)
- 有機フッ素化合物(PFAS)ワーキンググループ(外部リンク 食品安全委員会)
PFASに関する参考情報
- 有機フッ素化合物(PFAS)について(外部リンク 環境省)
- PFOS、PFOAに関するQ&A集(外部リンク 環境省)
- PFASに関するリーフレット(外部リンク 環境省)
- PFASハンドブック(本文・参考資料)(外部リンク 環境省)
- 農林水産省が優先的にリスク管理を行う対象に位置付けている危害要因についての情報(有害化学物質)(外部リンク 農林水産省)
使用済活性炭の適切な管理
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