有機フッ素化合物(PFAS)について

最終更新日 2023年9月1日ページID 053821

印刷

有機フッ素化合物(PFAS)について

 有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物を総称して「PFAS」と呼び、1万種類以上の物質があるとされています。その性質は物質によって異なりますが、PFASの中でも、ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)、ペルフルオロオクタン酸(PFOA)は、難分解性、高蓄積性、長距離移動性という性質から、人の健康や動植物の生息・生育に影響を及ぼす可能性が懸念され、近年動向が注目されています。

 国は、令和2年3月に「PFOS及びPFOA」を水道水質の水質管理目標設定項目に位置付け、その目標値をこれら2物質の和として0.00005mg/L(暫定)に設定するとともに、令和2年5月には河川や地下水などの水質汚濁に係る要監視項目に追加しています。また、令和5年2月(施行日)にはこれらを水質汚濁防止法(昭和45年法律第138号)の指定物質に追加し、事故に伴って流出した場合の措置を関係事業者に義務づけるなど、監視強化やばく露防止の対応を図っています。

 PFASについては、目標値や基準に関し国際的にも様々な科学的な議論が行われている一方、その影響に関する不安や、目標値や基準値の検討等の対策を求める声が上がっていることから、環境省では、科学的根拠に基づくPFAS に対する総合的な対応策を検討するとともに、国民への分かりやすい情報発信を通じて、国民の安全・安心に資することを目的として、学識経験者等からなる「PFASに対する総合戦略検討専門家会議」を設置しています。本専門家会議は令和5年7月に、「PFASに対する今後の対応の方向性」をまとめるとともに、「PFOS、PFOAに関するQ&A集」を作成しています。

 福井県では、令和3年度から「PFOS及びPFOA」を公共用水域及び地下水の水質の測定に関する計画に追加し、モニタリングを開始しています。国によるこれらの検討状況・結果は公表されており、また、福井県における「PFOS及びPFOA」のモニタリング結果も随時公表していくこととしており、「参考リンク」から確認いただけます。
 

 

参考リンク

 

アンケート
ウェブサイトの品質向上のため、このページのご感想をお聞かせください。

より詳しくご感想をいただける場合は、kankyou@pref.fukui.lg.jpまでメールでお送りください。

お問い合わせ先

環境政策課

電話番号:0776-20-0301 ファックス:0776-20-0734メール:kankyou@pref.fukui.lg.jp

福井市大手3丁目17-1(地図・アクセス)
受付時間 月曜日から金曜日 8時30分から17時15分(土曜・日曜・祝日・年末年始を除く)