令和7年度 学校における学校図書館活動支援について
学校図書館スーパーバイザー派遣
県が実施する子どもの読書活動推進事業の一環として、小学校を対象に「学校図書館スーパーバイザー」の派遣を行います。
教職員や学校司書を対象とした学校図書館・読書活動に関する研修や児童を対象としたワークショップを実施し、学校図書館活性化に向けた支援を行うことで、子どもの読書習慣の形成につなげることを目指しています。
※「学校図書館スーパーバイザー」とは
学校図書館、読書指導、学習指導などについての支援、指導、助言や講師等を行える人材を「学校図書館スーパーバイザー」として全国学校図書館協議会が任命しています。
司書教諭等として、現場での実績を積んだ方が多く、理論に加え、実践的な助言を得られます。
令和7年度実施校について
鯖江市片上小学校(6/17)
親子対象のワークショップ
対象:3歳~5歳の幼稚園児、1年~3年生の児童、保護者
講師:山田 万紀惠 氏
埼玉県川越市の公立小学校で担任兼務司書教諭として長く活動。
東京学芸大学非常勤講師として、司書教諭資格科目担当。
全国学校図書館協議会 参事
内容:親子で楽しむ読書活動 ー読書アニマシオンを活用したワークショップー
山田先生による読み聞かせの後、読書アニマシオン(登場する動物についての〇×クイズ)があり、事前に学校図書館で借りておいた本を用いて親子での読み聞かせやアニマシオンに取り組みました。
ワークショップの最後には、山田先生から保護者に向けて、家族での読み聞かせの大切さ、本を読むことは心を育てることであり、人としてのゆるぎない土台を作ることにつながるというお話がありました。
実施校より
- 先生が紹介してくださった本が、子どもだけでなく大人も楽しめる絵本で、ぜひ読んでみたくなった。
- 子どもたちは、山田先生の読み聞かせや、その後のクイズに興味津々で、楽しみながら読書に取り組んでいた。
- 親子での読み聞かせでは、読み聞かせをした後におうちの方がクイズを出して子どもがそれに答えたり、親子で絵本のゲームやクイズに取り組んだりと、親子で読書に親しむ姿が見られた。
- 児童や保護者からは、「親子での読書が楽しかった」「読書の大切さを改めて感じた」という感想があった。
- 「読書が好きではない」「家庭で読書をあまりしない」という児童は、読書の楽しみ方を知らず、先入観で苦手意識をもっていることが考えられる。ゲームやクイズを取り入れながら読書の楽しみを体験できる「アニマシオン」という手法を用いることで、本に親しむだけでなく、本にかれている内容や題材に興味をもつきっかけになったり、楽しみながら深く読み取ることができるようになったりすることが分かった。
- 学校でも、「〇×ゲーム」「ダウトゲーム」のようなアニマシオンを取り入れた読み聞かせを行い、1人でも多くの児童が本に親しんでもらえるきっかけをつくりたい。
関連リンク
わくわく読書活動応援事業(トップページ)
福井県の子どもの読書活動推進事業(トップページ)
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