令和４年度第２回 福井県・福井商工会議所青年部連携企画「つなぐ図書バトン・つむぐ読書の輪」

「つなぐ図書バトン・つむぐ読書の輪」では、福井商工会議所青年部と連携し、高校生が県内経営者等におすすめする本などについてインタビューし発信します。

第２回（2022/12/8）
啓新高等学校 通信制課程×北出経営労務事務所 代表取締役　北出慎吾氏

◆参加校
啓新高等学校 通信制課程（２年生３名）

◆インタビューの相手
シナジー経営株式会社
北出経営労務事務所
代表取締役 北出慎吾氏
（経営・人事コンサルタント/社会保険労務士）

◆おすすめ本
『ザ・ゴール』　エリヤフ・ゴールドラット∥著　三本木亮∥訳　ダイヤモンド社
『キミが働く理由』　福島正伸∥著　中経出版
『スラムダンク勝利学』辻秀一∥著　集英社インターナショナル

インタビュー記事（原文ママ）

• 北出 緑里

私は、北出さんが本を読む時に大事なポイントを忘れないために、付箋を貼ったりページを折り曲げたりしているというお話が心に残っています。ポイントの決め手は本を読む度に変わり、そのポイントはその時の自分に足りないことや自分が取り込みたいと感じているものだと聞き、なるほどと感じました。また、その時に感じる直感で本を選んでいるそうです。私は、本の表紙で選ぶことが多いので、北出さんのように直感で選ぶことで今の自分に本当に必要な本に出会えるのではないかと思いました。

北出さんから3つの大切にしてほしいことをお聞きし、その中でも継続という言葉が自分の心に刺さりました。私は、継続することが苦手で結果が出る前に諦めてしまいがちなので、1つのことを理解する瞬間や成功に繋がる瞬間まで続けることを目標にしたいです。

最後に、努力は誰にでもできる才能であり、人に負けない努力をする人が成功すると教えていただきました。自分の限界を決めず物事を行うことが大切だと感じました。

• 圓谷 風華

北出さんのお話をお聞きする中で意外だったのが、仕事や生きる方向性は大人になっても変えられるということです。北出さんは高校生や大学生の頃だけでなく、二十代前半や後半でも目指しているものが少しずつ変化したそうです。終身雇用の時代でないことはわかっていましたが、今、目指している職業以外の仕事をしている自分を想像したことがなかったため、その分衝撃も受けました。私も職業を選択する際には、幅広い視野をもって考えていきたいです。

北出さんのお話はとても分かりやすかったです。本の中の言葉を引用したり、具体例をあげたり、大事なことを３つにまとめたりして、高校生の私が理解しやすいようにお話ししてくださいました。北出さんは毎日５００字以上のブログを書いてアウトプットをしているそうです。そしてそれを１５年続けているとお聞きしました。伝えたいことを正確に伝えるスキルは大切なので、私も、本を読んで大事だと思ったことや得た知識をメモ帳に残し、忘れないようにしたいです。そしてアウトプットする力も身につけていきたいです。

• 宮川 実葵

今回の図書バトンを通して、特に印象に残ったことが２つあります。
1つ目は、「あきらめを決めているのは自分自身。自分の考え方次第で良い方にも悪い方にも転ぶ。」という北出さんの言葉です。この言葉から、自分で“できる理由”を考え、決してあきらめず、プラス思考でいることが成功へと繋がるということを学びました。

2つ目は、継続する意思の大切さについてです。北出さんは、５００字以上のブログを毎日書くという目標を設定し、１５年間継続しているそうです。それを聞いてとても大変そうだなと思いましたが、ブログを書くことを習慣としているので逆にしない方が気持ち悪いとおっしゃっていました。どんなに大変そうだと感じることでも、継続することで自分の習慣になり、それが自分の財産となることを学びました。

「自分の人生は自分の選択の結果であり、その選択をするときに、知識や先人の考え方を与えてくれるものが本である。」
このことを心に刻み、本との出会いを大切にしていきたいです。

（インタビュー実施日：令和４年12月8日　福井商工会議所にて）

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