令和4年度第3回 福井県・福井商工会議所青年部連携企画「つなぐ図書バトン・つむぐ読書の輪」

最終更新日 2023年3月15日ページID 052386

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「つなぐ図書バトン・つむぐ読書の輪」では、福井商工会議所青年部と連携し、高校生が県内経営者等におすすめする本などについてインタビューし発信します。

第3回(2023/2/22)
仁愛女子高校×株式会社TSUKIWA 取締役 黒川照太 氏

◆参加校
仁愛女子高校(2年生5名)
◆インタビューの相手
株式会社TSUKIWA 取締役  黒川 照太 氏
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◆おすすめ本
二十億光年の孤独』 谷川俊太郎∥著 W.I.エリオット∥訳 川村和夫∥訳 集英社
私とは何か  -「個人」から「分人」へ-』 平野啓一郎∥著  講談社
『歴史思考』 深井龍之介∥著  ダイヤモンド社
リーダーシップの旅』 野田智義∥著  金井壽宏∥著  光文社

インタビュー記事(原文ママ)

私たちは、株式会社TSUKIWA取締役の黒川照太さんにお話を伺いました。
黒川さんは谷川俊太郎の『二十億年光年の孤独』、平野啓一郎の『私とは何か -「個人」から「分人」へ-』、深井龍之介の『歴史思考』をはじめとして、他にも影響を受けた本とそれにまつわるエピソードをたくさん紹介してくださいました。本の言葉を引用したり、実体験を交えたりしながらお話してくださったおかげで、高校生の私たちも理解しやすく、多くの学びを得ることができました。
特に印象に残っているのは、リーダーとはどうあるべきかというお話です。『リーダーシップの旅』という本の紹介を通して、リーダーはフォロワーが何を求めているのかを考え、話を聞いて、それを実際に形にすることが大切だと学びました。私も委員長や部長として人をリードする立場で活動することがあります。ですので、経営者の方が実践している方法や気をつけていることを知ることができてよかったです。この気づきを活かして、みんなのやる気を自然に引き出せるような環境づくりに努めたいと思います。
『私とは何か』は、「私」や「自分」の捉え方、人間関係の考え方について説かれた本だそうです。その中で、「相手によって見せる顔を変えるのは悪いことではない、むしろ当たり前だ」という言葉が心に刺さりました。私は無意識で相手の言動に合わせた態度をとってしまうことが多いので、ありのままの自分、本当の自分とはなんだろうと悩んでいました。しかし、この言葉を聞いて、対人関係ごとに使い分けている全ての自分が「本当の自分」だと知り、気持ちが楽になりました。
今回のインタビューを通して、本との関わり方や人生に役立つことをたくさん学ぶことができました。大人の方に本や人生の話を直接聞ける機会はあまりないので、貴重な経験ができたと思います。このようなとても充実した時間を過ごすことができたのは、黒川さん、企画や司会などで関わってくださったみなさんのおかげです。素晴らしい機会をくださって本当にありがとうございました。
(インタビュー実施日:令和5年2月22日 福井県庁にて)

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