慢性腎臓病(CKD)対策について
慢性腎臓病(CKD:Chronic Kidney Disease)とは
慢性腎臓病(CKD)とは、腎臓の働きが健康な人の60%未満に低下するか、またはタンパク尿が出るといった腎臓の異常が3か月以上続くすべての腎臓病を指します。CKD患者数は、成人の約8人に1人にあたる約1,300万人※と推定されています。※平成30年腎疾患対策検討会報告書
慢性腎臓病の発症と進行
生活習慣病(高血圧、糖尿病など)やメタボリックシンドロームとの関連も深く、誰もがかかる可能性のある病気です。腎臓は体を正常な状態に保つ重要な役割を担っているため、慢性腎臓病によって腎臓の機能が低下し続けることで、様々なリスクが発生します。
初期には自覚症状はほとんどありませんが、放っておくと、どんどん進行して取り返しのつかないことになる恐れがあります。
進行すると、夜間尿、むくみ、貧血、倦怠感、息切れなどの症状が現れてきます。症状が悪化し腎臓機能が正常に働かない「慢性腎不全」へと症状が進んだ場合は、生命を維持するため、最終的に人工透析が必要な状態となってしまいます。
慢性腎臓病の予防
貧血、疲労感、むくみなどの症状が現れたときには、病状がかなり進行している可能性もあります。定期的に健診を受け、尿や血圧の検査をすることが早期予防・早期発見につながります。
【こんな人は要注意!】
・高齢者
・高血圧や糖尿病、肥満などの生活習慣病やメタボリックシンドロームと指摘されている
・家族に腎臓病の人がいる
・たばこを吸っている
・日常的に運動不足である
・健診などでタンパク尿が見つかったことがある 等
慢性腎臓病を進行させないために、まずは生活習慣の改善が重要です。規則正しい食生活や運動習慣、定期的な健診受診など、できることから始めませんか?
詳しいチラシはこちら(腎臓からのSOSを見逃していませんか?~腎臓と脳や心臓の関係、尿蛋白って?~)
特定健診を定期的に受けましょう!
県では”塩分”を控えめにしたメニューを推進しています!
食生活では、塩分の取りすぎに注意しましょう。 腎臓は、食事として摂取した塩分を尿として排泄するという働きをしています。塩分を取りすぎると、腎臓に大きな負担がかかるため、塩分を控えめにすることが大切です。
県では、塩分控えめで野菜たっぷりの定食・弁当・惣菜・衣の薄い揚げ物の等の他、たんぱく質やカルシウムなど不足しがちな栄養素に配慮した弁当など、福井県独自の基準を満たす健康的なメニュー、福井県認証「100彩ごはん」を紹介しています。
認証メニューや提供店舗など詳しくは、こちらから
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